(写真・神奈川新聞)

 

デビュー40年を迎えたバンド「サザンオールスターズ」が26日、東京・渋谷のNHKホールで、ライブを開いた。新曲「闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて」、「真夏の果実」など25曲を熱唱した。

 

茅ケ崎市出身の桑田佳祐(62)は、熱戦が繰り広げられているサッカーのワールドカップに絡めて「本田(圭佑)じゃなくて、桑田佳祐でございます。再始動しました。またよろしく」とアニバーサリーイヤーの幕開けを宣言した。

 

40年の歴史を凝縮したキックオフライブ。3600人がウエーブで出迎えた公演は、デビュー前から歌っている「茅ケ崎に背を向けて」でスタートした。

 

「おめでとう!」と沸く客席に向け、舞台の後ろに設置したスクリーンに「おかげ様で40年」「いつもいつもありがとう」と文字を投影。歌詞を変えて歌うと、涙ぐむ人の姿もあった。

 

桑田は「ほうれい線が見えちゃう」とふざけながらも、「みなさんが、目の前にいてくれるのは新鮮」と顔が見える距離での再会に笑顔。何度も「ありがとう」と頭を下げていた。

 

「横浜に行こう」と誘った「LOVE AFFAIR~秘密のデート~」では、大黒ふ頭などの歌詞に合わせて、みなとみらい21(MM21)地区の美しい夜景の映像が流された。ロマンチックな雰囲気が広がる中、ボウリング場を歌った場面では、289点をたたき出したこともあるほどボウリング好きな桑田がレーンに立つシーンに切り替わり、美しい投球を披露。会場を笑いで包んだ。

 

2時間半のラストを飾ったのは、デビュー曲「勝手にシンドバッド」。野沢秀行(63)がパーカッションを打ち鳴らすと、ビキニ姿のサンバダンサーが舞台や会場通路に飛び出し、お祭りムードに。桑田も腰を揺らしながら盛り上げた。

 

桑田の妻でキーボード・ボーカルの原由子(61)は「還暦を過ぎてバンドをやってるおばさんは私ぐらい。サザンが続く限りやっていきたい」。ドラムの松田弘(62)は「目指せ50周年!」と意気込んだ。

 

8月1日には「TSUNAMI」のほか3作の新曲を収めた2枚組みのアルバム「海のOh,Yeah!!(オヤー)」を発売。来春には4年ぶりとなる全国ドーム&アリーナツアーも決定している。