戦後の沖縄芸能の出発点とされる1945年のクリスマス祝賀演芸大会を73年ぶりに再現する公演「焦土に咲いた花 クリスマス演芸大会」(琉球新報社、沖縄芸能連盟主催)が27日、73年前と同じ沖縄県うるま市石川の城前小学校体育館で開催された。戦後復興に尽力した先人への感謝や平和への祈りを込め、当時上演された組踊「花売の縁」などを披露した。同連盟の会員や地域の人々ら約350人が来場した。
27日の公演は重要無形文化財「琉球舞踊」、同「組踊」の保持者らの舞台に加え、73年前の出演者の遺族らによる座談会が行われた。主催者を代表し、琉球新報社の潮平芳和読者事業局長は「先人の思いを受け継ぎ、芸能のさらなる継承、発展を決意する場としたい」とあいさつした。
公演は琉球新報の連載「焦土に咲いた花 戦争と沖縄芸能」などがきっかけとなり企画された。
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