「多くの人に電子感謝券を活用してほしい」と話す石嶺伝実村長(右から3人目)ら関係者=12月19日、読谷村役場 画像を見る

 

【読谷】読谷村は、ふるさと納税の返礼品として電子ポイントを贈呈する「ふるさとチョイス電子感謝券」の導入を開始した。ポイントは企画に賛同した村内の飲食店や宿泊施設などの加盟店30店舗での支払いに使用できる。県内では今帰仁村に続き2例目。加盟店は年度末の3月には60店舗以上となる見込みで、一つの自治体が有する加盟店舗数としては全国最大規模となる。

 

昨年12月19日に村役場で記者会見があり、石嶺伝実村長らが発表した。

 

寄付者は電子感謝券を通じて、読谷村に足を運び、村の魅力を堪能することができる。一方、読谷村は寄付者が村に訪れることで、関係・交流人口につながり、ふるさと納税以外の経済効果も期待できる。

 

石嶺村長は「グラスボートからのジンベエザメ観察ややちむん体験など、電子ポイントはいろんなことに活用できる。加盟店舗も拡大していく。ぜひ県内外の多くの人に実際に読谷村へ足を運んでもらいたい」と期待を寄せた。

 

村商工会の仲宗根朝治会長は、村には120店舗が加盟する「よみたん夜あかりスタンプラリー」の実績があると強調。「今後も連携し、村民も観光客もワクワクする村づくりをしていきたい」と意気込んだ。

 

1ポイントは1円に換算。例えば1万円以上の寄付で3千ポイント、3万円以上で9千ポイントもらえる。ポイントは、指定の加盟店舗での宿泊や食事などの支払い時にスマートフォンやタブレット端末を使い利用できる。現金との併用ができるため、必要な分だけポイントを使用することも可能。

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