TシャツをPRする親富祖愛さん(左)と夫の大輔さん=本部町 画像を見る

 

【本部】本部町在住で“アメリカ系ウチナーンチュ”の親富祖愛さん(37)は、肌の色や国の違いを認め合い人権を尊重する冊子の「資金造成BLM」でTシャツを販売している。

 

愛さんは米ミネソタ州で黒人男性が死亡した事件に抗議する行進「BLM(ブラック・ライブズ・マター)ピクニック」を始め、自分の経験を伝えることで沖縄(日本)のバイレイシャル(両親の人種がそれぞれ異なる)の子どものために漫画や挿絵付きの分かりやすい人権を啓発する冊子「BLM ピクニック」の2千部発行を目指している。

 

夫の大輔さん(40)は「身体の特徴からくるいじめをなくし人権尊重について冊子で知ってほしい」と話した。愛さんは「冊子は多様なルーツを認め尊重し合えるための参考書にしたい。間違い探しを止めるため子どもやその親たちに役立ててほしい」と思いを述べた。

 

資金造成Tシャツは大人用4千円、子ども用2千円。販売は本部町営市場内「Ai&Dai designs」。営業時間午前10時~午後5時、不定休。公式ホームページはhttps://blmpicnicoki.localinfo.jp/
(喜納高宏通信員)

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