浅田真央ちゃんの演技を見たのは、7年前……

演技が終わった瞬間、胸にこみ上げるものがありました。
女子フィギュア、浅田選手。

キム・ヨナのこれまで見たこともないような得点に会場中が沸く中、トリプルアクセルを2度しっかり決め、最後まで滑りきった真央ちゃん。
ミスが惜しいとか、悲しいとかそういう気持ちよりも、本当によく滑りきった、という気持ちで、胸がいっぱいになったんです。

思えば、最初に真央ちゃんの演技を見たのは、7年前。
京都で行われた全日本選手権デビュー戦です。
12歳だった真央ちゃんは3連続の三回転ジャンプを決めて、はじけるような笑顔を見せていました。
プレッシャーなどとはほど遠く、心の限りスケートを楽しんでいる様子が印象的で、なんて楽しそうに滑る子なんだろう、本当にスケートが好きなんだなぁ、と思っていました。

当時、滑り終えた選手は、観客席に戻って、両親やチームのメンバーと一緒に応援することも多かった。
「真央ちゃん、ちゃんと座って応援しなさい!」
コーチだったのか知り合いのおばさんだったのかわかりませんが、客席を走り回る真央ちゃんに、こんな声も飛んでいました。
真央ちゃんは、本当に幼い少女でした。

その彼女が7年の時を経て、オリンピックで日本中から金メダルを期待される選手に成長した。
今回のプレッシャーの大きさは、想像もつきません。

さらに、直前にキム・ヨナという宿命的なライバル選手が、あれだけの評価をされた。
得点が出た瞬間、この日いちばんの大歓声に、真央ちゃんは何を思ったか。
キム・ヨナの点数は見ていなくても、真央ちゃんにとっては、本当にやりにくい雰囲気の中での演技だったと思います。

その中で予告どおり大技を2回、きっちり決めた。
ミスの瞬間は、会場中から息を呑む声が聞こえましたが、その後も最後まで落ち着いて滑りきった姿は本当に素晴らしい。
銀メダルという結果にも、真央ちゃんは納得できず号泣しました。
本当に自分に厳しく、強い選手です。
実力と愛らしいキャラクターだけじゃない。
人としても、とても尊敬すべき選手だな、と心から感じました。

ファンの私たちの楽しみが、4年延びただけのことです。
4年後のソチでは、真央ちゃんにとって最高の舞台が待っているはずです。

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○客席こぼれ話
女子のフリー会場で、個人的にとてもハッピーなことがありました!
ず~~っと大好きだった、ミシェル・クワン選手に会ってしまったんです!!

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客席をぶらぶらしていたら偶然見つけて、めちゃめちゃテンション上がりました~。
半径1メートルまで近づいて隠し撮りです。
現役時代、酒を飲みながら彼女の演技を見て何度泣いたことか・・・クワンと真央・ヨナの戦い、見てみたかったな~