「代表選手一覧を見たとき『ザッケローニ監督は血液型のことを調べてメンバーを選考したのでは?』と思いました」と語るのは、社団法人ヒューマンサイエンスABOセンターの市川千枝子代表理事。血液と気質に関する学問『血液型人間学』に詳しい市川さんによると、サッカー日本代表のメンバー23人には“ある偏り”が見られるという。

 

選手たちを血液型で分類した際、最も多いのはA型の9人で全体の39%を占める。次がO型の8人で34%、B型とAB型はそれぞれ3人で13%にとどまる。だが日本人の血液型比率は、A型38%、O型31%、B型22%、AB型9%だという。つまり、代表にはB型の選手が極端に少ないのだ。

 

野球の場合、野村克也氏が「名球会にはB型とO型が多い」と語っているほどB型の一流選手が多いという。だがザックジャパンでは、12年時点でB型選手が0人だったことも……。なぜ、B型はこれほど少ないのだろうか。その“秘密”について市川さんが語る。

 

「代表選手にB型が少ないのは、監督がチームワークを重視するプレーを求めているからではないでしょうか。B型の人は、マイペースで型にハマりません。野球の場合は個人でプレーする場面が多いですが、サッカーは連携を取りながら行わなければならない。そのため、B型傾向の選手が選考から漏れたと考えられます」

 

日本代表のB型の3選手は、DFの伊野波雅彦(28)、MFの青山敏弘(28)、FWの柿谷曜一朗(24)の3人。普段から悪く言われることが多いB型だが、代表でも敬遠されるのだろうか……。

 

「いえいえ。B型の選手は大舞台で強い傾向があるんです。それにDF、MF、FWにそれぞれ1人ずつB型がいるのはいいこと。B型の人はアクが強い分、アクセントになってくれます。本番では柿谷選手が大活躍してゴールを決めてくれるかもしれませんよ!」

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