池江璃花子選手 闘病前後を比較「パリ五輪の可能性は十分!」
(写真:アフロ)

水泳の神に与えられし肉体ーー誰もがそう思っていた。

 

高1でリオ五輪の競泳7種目出場という偉業を達成したのち、泳ぐたびに日本記録を塗り替える池江璃花子(20)は、まさに神がかって見えた。

 

今も保持する日本記録は個人11種目、リレー5種目。翌年に迫った東京五輪では複数のメダル獲得も期待できる。そんな’19年2月8日、彼女の競技人生は暗転した。

 

急性リンパ性白血病。壮絶な病との闘いが始まった。10カ月に及ぶ入院、抗がん剤、放射線治療……。

 

そして20歳の誕生日を2日後に控えた7月2日、約1年5カ月ぶりにカメラの前に見せた水着姿ーーその体は驚くほど痩せていた。

 

あの圧倒的な肉体は、神に与えられたものではなく、努力で作り上げたものなのだと思い知らされた。

 

「’24年のパリ五輪出場、メダル獲得という目標で頑張っていきたいと思います」

 

血液内科を専門とする医療ガバナンス研究所理事長の上昌広さんは、池江の現状をこう見る。

 

「骨髄移植の治療で白血病細胞はほとんどなくなっているはずです。臨床研究から骨髄移植して2年間再発しなければ、再発リスクは非常に低いことがわかっています。時間をかけて免疫力や筋力、肺活量などを回復させていけば、着実に競技能力も戻ってくるでしょう。パリ五輪出場は十分に可能性があると思います」

 

4年後、日本のマーメイドが本当の奇跡を見せてくれる。

 

「女性自身」2020年7月28日・8月4日合併号 掲載

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