image

 

子供の頃、日曜日が大嫌いでした。なぜかと申しますと、怖い父がリビングルームを占拠していたからです。今も日曜日は嫌いです。なぜかと申しますと、息子がリビングルームでゴロゴロしているからです。私はその息子のために食事を作らないとならないですし、日曜日なのに子供部屋を片付けないとなりません。

 

お嫁さんがほしいですが、私のような者のところにやって来てくれる殊勝な人はいないので、頑張るしかないのです。主夫に、親業に、休み無し。当たり前のことですけど、年中無休が当たり前なんです。ストレスが溜まりますね。このコラムはその勢いで書いております(笑)。しかも真夜中に。

 

世のお母さん方のご苦労が本当によくわかります。何人も育てている人もいるわけで、偉いなぁとつくづく思うのです。私なんか息子一人育てるのでさえ四苦八苦。なのに世の主婦の方々は旦那さんの面倒までみている。頭が下がります。ご主人のことやお子さんのことまでやりながら、どうして愚痴の一つも出ないのか、ひたすら尊敬に値します。

 

正直申しますと、私が一生懸命子育てをやっているのはある意味で罪滅ぼしもあるのです。せめて、最後くらい人間らしくやり遂げたいという思いで子供と向き合っているのです。意地みたいなものも多少あります。でも、さすがに親業は大変です。口でいうのは簡単ですけど、その大変さは言葉で説明できません。ですから、自分が苦しい時は、どこかの主婦のツイートなどを読んで気を紛らわしております。すると自分の労苦などまだまだ甘ちゃんだと思い知らされるのです。子供の世話はなんとなくしょうがないというところがありますが、ご主人の世話はどのようなものなのでしょう? たしかに外で働いてきてくださるわけですから、持ちつ持たれつであるのは理解できます。

 

しかし、主婦の労力があってこそのご主人の現在。女だから家事やるのが当たり前というのは大昔の考え方です。フランス人の前でそんなこと言ったら、性差別、人権侵害で訴えられるかもしれません。日本の主婦はほんとうに立派です。でも、立派過ぎる気がするんです。息抜きをしてほしい。たまにはご主人が家事をやってもいいじゃないですか。せめて日曜日だけでも家事を半々、一緒に料理をするとか、みんなで外食をするとか。

 

あ、きっと日曜日の外食は普通にやっていますね。うらやましいなぁ。そういう生活に憧れます。愚痴? いえ、めっそうもない。愚痴なんかじゃありませんぞ。奥様は立派だと申し上げたいだけです。お互い頑張りましょう。きっと幸福なゴールが待っているはずですから。

 

さて、今日は納豆を使った贅沢な一品をご紹介します。息子が大のチーズ嫌い。しかもゴルゴンゾーラが特別に苦手なんです。そこで大好きな納豆と組みあわせて料理してみたところ、これが信じられないくらいにおいしく出来、結果、争って、奪い合って食べることになってしまいました。題して、納豆ゴルゴンゾーラペンネ。

 

材料:ペンネ50g、ゴルゴンゾーラ35g、納豆1パック、生クリーム大さじ1.5、乾燥シブレット(パセリでも可)小さじ1、レモン汁小さじ1~1.5、塩・こしょう適量。

 

ペンネをゆでている間に、小鍋にゴルゴンゾーラと生クリームを入れ中火で溶かします。そこにゆであがったペンネ、納豆(混ぜて付属のだしも入れてください)、シブレット、レモン汁を加え混ぜ、塩・こしょうで味を調えれば完成。超簡単で超おいしい一品です。実は赤ワインに最適なんですよ。ご夫婦でかんぱい! 夫婦円満、うらやましいなぁ。日曜日の団欒が楽しくなりますね。

 

ボナペティ!

 

 

本誌連載の料理をえりすぐったレシピ本『パリのムスコめし 世界一小さな家族のための』も絶賛発売中です!