前回、アマゾネス伝説に話がおよんで、「アマゾナイト」の和名が「天河石(てんがせき)」であるということを言い忘れてしまいました。広辞苑で調べますと、「天河(てんが)」とは「あまのがわ、銀河、天漢」とあり、「天漢(てんかん)」も「あまのがわ、銀河、天河」を意味しています。和名「天河石(てんがせき)」の命名者はおそらく地上を流れる大河「アマゾン」に対し、天をかける大河「天の川」というイメージを重ねたのでしょう。

でも、こうした命名にまつわる人間たちの発想や知恵についても、石たちは何らかの働きかけをしているはずですよ。「アマゾナイト」にせよ「天河石」せよ、ネーミングに「大河」というイメージが浮かび上がったのは、何の理由もないことではないと私は思います。「大河」は海から蒸発した水蒸気が空を巡り、やがて雨となって大地に降り注ぎ、その集まりが河となって再び海に注がれる。それは終わりなき地球の生命活動のひとつです。この水の循環というプロセスの中には、人の人生と同様の雄大にして苛酷なストーリーが刻まれています。それだからこそ、河はいつも人生に例えられ、多くの唄にも歌われてきたのですよね。

Stone_071105中でも特に注目したいのは、河のもつ「強大なエネルギー」、「濾過・浄化作用」、「こちらとあちらの対極性」などです。と言うのは、「アマゾナイト」のパワーというものは、実はこの三大要素と強く関係しているのです。

「エネルギー」という面から言えば、アマゾナイトは非常に強い男性的なエネルギーを持っています。この石を持つと、何をするにもネガティブだった考えが消え去り、前向きな明るい思考へと変わります。「濾過・浄化作用」という面では、幼児期に受けた辛い経験に起因するトラウマや男女間での思い出したくないような記憶を優しく浄化。辛い記憶はそれはそれとして冷静に受け入れることが出来るようになり、新たな生き方へと導かれていきます。「こちらとあちらの対極性」という面では、「こちら岸とあちら岸」、「陰と陽」、「精神と肉体」、「生と死」といったもので、この石はそうした対極をなす二対のバランスを見事に維持してくれます。

また、「アマゾナイト」が昔から「希望の石」と言われたり、クリスタルヒーラーからはヒーリング時の「かなめの石」とまで表現されています。これも注目に値しますよ。もしあなたが、この石を身近に置いておきたい、身につけたいと思うようなら、心と体のバランスを崩し、消極的な生き方に陥っていると考えられます。でも、それではいけない、なんとかこの状態から抜け出したいと強く願っているはずです。この石が縁あってあなたの前に現れたときは、そういう暗示ですから、自覚があるなしにかかわらず、ぜひ受け入れて、石とのコミュニケーションを深めてくださいね。