11月10日、都内で、米俳優のブラッド・ピット(47)が主演映画『マネーボール」来日記者会見を行った。

同作は常識破りの『マネーボール理論』で、貧乏球団を常勝軍団に変えた米大リーグのオークランド・アスレチックスのビリー・ビーン・ゼネラルマネジャーの半生を、2002年シーズンに公式戦20連勝という記録的偉業を成し遂げるまでのストーリーに重ねて描く。

ブラッドは「あまり野球について知らないままにこの映画に参加しました」と告白。「野球界が背景にありますが、この映画が描いているのは正義の物語。これまで負け犬のレッテルを貼られていた人々、そうした価値観が本当に正しいものだったのか?ということを探っていく作品です」とアピールした。

また、改めて東日本大震災について触れ、「世界中で常に日本人の粘り強さ、努力の話を聞いているし、私たちは決して忘れていない。皆さんの生きる力、復興にかける思いにインスピレーションをもらっている。心からお見舞い申し上げます」と語った。

会見には、花束贈呈役として女優の吹石一恵(29)が登場して「生のブラッドさんは、とてもゴージャスで、セクシーでドキドキしています」と嬉しそうであった。(撮影:鈴木鍵一)

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