「テンポもいいですし、楽しいものにできあがっていると思います。特に(透明人間のゆおに存在感の薄い)中井貴一さんの役には笑っていただけるかと」

そう語るのは、10月22日スタートのドラマ『PRICELESS~あるわけねぇだろ、んなもん!~』(フジテレビ系・月曜21時)に主演する木村拓哉(39)だ。

課長を務めていた会社から突然のリストラに遭い、お金も家も携帯も信頼すらもなくなってしまい、ゼロからのスタートを始める主人公・金田一二三男を演じる。無一文になって、ホームレスさながらの生活を余儀なくされるのだが、そこに暗さはなく、金田一の奮闘ぶりがコメディタッチで描かれていくのだ。

「金田一には何があっても決して後ろ向きにはならず、常に前向きでいられる男で、自分の置かれた状況に真っすぐに向き合うキャラクター。会社の上司(中井)や後輩、転落後に出会う小さな兄弟たちなど、周りにいるかけがえのない人たちの存在に助けられながら。見てくださる方に少しでも元気を与えられたらと思います」

主題歌はローリング・ストーンズの『ジャンピン・ジャック・フラッシュ』と、元気を与えてくれるパワフルな選曲だ。そして、タイトルのように木村にとってのPRICELESS、つまり値段がつけられないほど価値のあるものとは?

「たくさんあって、あげていったら切りがないけど、愛情だったり、家族だったり、人との出会い……そしてSMAPですね」

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