アメリカのファーストレディ、ミシェル・オバマ(51)が長女・マリア(16)、次女・サーシャ(13)とともに初来日。伸び伸び育っていると定評がある娘たちを、ミシェルはどのように育ててきたのか。その「最強教育ママ伝説」を紹介しよう。

【1】グラニー(おばあちゃん)パワーを最大限に活用する
「ときどき、ママ・クライシス(ママの危機)に陥ることもあるけれど、夫バラクや母マリアン(77)に助けられながら、娘たちとなんでも自由に話し合える関係を保っています。とくに母が同居してくれるのはとても心強い」。親子3代がホワイトハウスで同居するのは、アイゼンハワー大統領(任期1953〜1961)以来。

「娘たちにとってグラニーの力はとっても大切。そのやり方を娘たちが見て学ぶこともできる」というミシェルの強い希望で実現した。おばあちゃんの教えで幼いころから食べ終えた食器をキッチンへ運び、自室の掃除、ベッドメーキングなどを子どもたちにさせてきた。ホワイトハウス入りしてからも、そのルールは変えていない。

【2】食べることは生きること
 ファーストレディになってすぐさまミシェルは、ホワイトハウスに有機栽培の家庭菜園を作り、「食生活の改善」を国民に訴えた。「おいしければ、野菜が好きになることがわかった」と娘たちも口をそろえる。

【3】自分で決めて行動させる
 ミシェルは自身がそうだったように「自立」のために、娘たちに自分で決めて行動するようにさせている。自主性を尊重するが、言いなりになるわけではない。フェイスブックなどのSNSは安全上の理由で禁止。

【4】強くて優しい女性にする
 ミシェルは母マリアンから「自分の意見をはっきり言いなさい。ただし、相手の意見も同じように聞くのよ。質問するのをためらってはいけない」といつも言われてきた。ミシェルも、傷つくことを恐れずに、どんどん自分の意見を言うことを娘たちに推奨している。そうやって傷つくことを知れば、人に対しても優しくなれる。

【5】ルックスよりもソウル(魂)
 バラクと出合うまでのミシェルは「外見で」ボーイフレンド選びをしていた。相手を替えて、なんどもデートを繰り返した。その失敗談や体験を娘たちに話すことで、何かを感じ取ってもらいたいと考えている。

「心に目を向けるの。どんなソウル(魂)を持っているのか。その男性と付き合っているとき、いつでも心地よい気分でいられなきゃ」

【6】努力する姿を見せる
 早朝に起床し、自宅でピラティスやヨガ、カーディオ(心肺機能を高める)エクササイズ、ストレッチ、筋トレなどを行う。スポーツウーマンを自称するミシェルは、50代のいまがもっとも美しい肉体だという。

【7】褒めることで自信が行動につながる
 ときにくじけそうになるミシェルを「『あなたならできる』と褒めて励ましてくれた」のは母のマリアン。同じようにミシェルも娘たちを常に励ましている。

 ミシェルの将来の夢は「地域に根差した活動をしていくこと。貧しさのために教育の機会が得られない女性たちの支援をすること」。女性が生きていくうえで「教育が生きる最大のパワーになる」ことを知っているからだ。それは娘たちにもしっかり伝わっていることだろう。