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昨年4月、同性との挙式・結婚会見を開いたタレント・一ノ瀬文香(35)。2009年に雑誌で「レズビアン」をカミングアウトしてから6年目の事だった。同じ事務所に所属する楽しんごも、これまでイベントなどで「ゲイ」であることをカミングアウトしてきた。そんな楽しんごが、一之瀬に「同性婚」について聞いた――。

 

楽しんご(以下=しんご)「杉森茜さん(女優・ダンサー=29)と結婚されて丸1年ですよね。結婚生活はいかがですか?」

 

一ノ瀬文香(以下=文香)「彼女と出会って今年で4年になるんですが、以前と変わらないですね。生活そのものは」

 

しんご「お二人の結婚式はメディアでも大きく取り上げられましたけど、あれを見て勇気をもらった人はいっぱいいると思うんです。僕の周りでも『ほんとは女性が好きなんだけど、言えない』と言う人がすごく多くて」

 

文香「女のコで?」

 

しんご「はい。実は僕、いま彼氏がいるんですよ」

 

文香「(部屋の一隅にいる男性を指さして)あちらにいらっしゃる方ですか?」

 

しんご「そうです。彼はいま21歳ですけど、僕も一ノ瀬さんに続いて結婚したいなと思い始めているんです(笑)」

 

文香「いいじゃないですか!」

 

しんご「これは、僕の“人生相談”ですけど、周りには言えても、両親には、いまだにカミングアウトできなくて。どうしたらいいのかすっごい悩んでいるんです」

 

文香「よく話を聞くのは、親に『僕はゲイです』ってストレートに告白したら『おまえなんか勘当だ!』と(笑)」

 

しんご「ですよね」

 

文香「だから、さりげなく恋人を親に紹介して、一緒にご飯を食べたりして打ち解けていけば、親の考えも変わると思うんです。人間同士ですから情が移ったりして。子供の幸せを願わない親はいませんからね」

 

しんご「文香さんも、これまでそうやってきたんですか?」

 

文香「“彼女”と一緒に父と食事をしたり、ドライブしたり、おばあちゃんの家に連れて行ったりしました。だから、しんごさんも“いきなり”ではなく、時間をかけて、ゆっくりなさるのがいいんじゃないかと思います」

 

しんご「僕も”彼”を両親に紹介するところから始めたいと思います。LGBTについて、これからどんなことをしていきたいと思っています?」

 

文香「私はいま、毎月第1火曜日に、ニコ生配信で『一ノ瀬文香が二丁目で働く人にクローズアップ』という番組を配信しているんです」

 

しんご「レズビアンとか、ゲイとか新宿二丁目で働いている人たちインタビューとかしているんですか?」

 

文香「はい。そういう番組も含めて、これからもイソップ寓話の『北風と太陽』の“太陽”のように、ゆっくりと時間をかけてLGBTを理解していただけるよう活動していきたいと思っています」

 

しんご「すばらしい! 僕にもお手伝いさせてください」

 

文香「ぜひ。こんど一緒にやりましょう!」

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