1月16日からスタートした吉岡里帆(24)初主演の連ドラ「きみが心に棲みついた」(TBS系)。23日に放送された第2話の平均視聴率は8.5%を記録したが、ドラマの内容は賛否両論のようだ。
番組の公式サイトには、「《キュン》のドキドキと《ゾクッ》のドキドキが共存する新感覚ラブストーリー!」とある。今作はいわゆる「逃げ恥」枠。ラブコメを彷彿とさせるタイトルでもあるが、内容はドロドロだ。
吉岡演じる小川今日子は、自己評価・自己肯定感が極端に低い。オドオドと挙動不審で、ついたあだ名は「キョドコ」。そのキョドコは向井理(35)演じる星名漣に恋をするが、星名はDV男で支配欲も強い。精神的に追い込む星名に、それでもキョドコは依存してしまう。星名がキョドコを弄ぶシーンのなかには、ストリップを強要されるシーンもある。
Twitterではその過激さに、視聴者から《タイトルから想像してたのと違う》《胸糞悪い》《見ててゲンナリする》という否定的な声があがるほど。しかし《キョドコのこと、痛いほどわかる》《キョドコタイプのひとは、克服のキッカケになるかもだし、まわりのひとの理解につながるかも》と肯定的な意見もあった。
吉岡は今作に関するインタビューで、キョドコと自分には「似ているところがある」と明かしている。自己評価が低く、自信がない。自信を持てても、自分は頑張れなくなるんじゃないか……。
しかし、その自身のなさは“原動力”だとも語っている。
「常に、もっと良くなりたい、周りの人に迷惑をかけたくない、自分なんかがこんな大役もらっているんだから、もうこれが最後かもしれない……という思いがあって、自信のなさが原動力になっているんです」
そしてその“原動力”を糧に、パワーを届けたいとも語っている吉岡。そうした“原動力”が連ドラ初主演の重圧を支えているようだ。
「今日子のようなダメ人間でも、死ぬ気で、必死になれば人に立ち向かうことができる。『キョドコができるんだから、自分にもできるはず』と様々な悩みを抱えているひとにパワーを届けられたら」
「日本中の皆さんの感情を揺さぶっていきたい」と意気込む吉岡。“新しいヒロイン”の奮闘ぶりは、次回以降も楽しみだ。