過激発言で活動危機のDaiGo 専門家は「炎上商法のスキルがない」と指摘
画像を見る 果たしてDaiGoは、今回の炎上で「表現の責任」を痛感しているだろうか。

 

■「表現の自由には制限が伴う」

 

今回のように著名人などの問題発言に遭遇した際、受け手である我々はどう受け止めるべきなのか? 小木曽氏はこう答える。

 

「炎上発言に対しては、“自分はどう考えるのか”と考えるキッカケにする程度で良いと思います。私たちはロボットではなく人それぞれ。考え方もバラバラです。

 

『この人はこんな危うい発言をしたことで、訴訟のリスクを抱えるかな。バッシングで仕事が上手くいかなくなるかもしれないな』くらいの距離感で眺めていれば良いのではと思います」

 

今回のDaiGoの発言をめぐっては、「表現の自由」の意義や制限に言及する声も上がっている。なかにはDaiGoに対して、「このような発言を許してはいけない」と取り消しを強く求めるような意見も散見される。日本は表現の自由が認められているが、それには必ず、その表現に対する「責任」が伴うと小木曽氏は警鐘する。

 

「誰しもが責任を負いながら、その自由を行使しているので、発言した後には必ず、その発言に対する責任が生じます。ただし、それ以上に踏み込んで『発言すら許さない』というのはナシなんですよ」

 

自由な発言には当然、責任も伴うーー。昨今、SNS上での誹謗中傷は社会問題に発展し、被害者が法的措置に踏み切る事例も増えてきている。小木曽氏は法律の観点から次のように説明を続ける。

 

「法律というのは基本的に『〜をするな』ではなく、『〜をしたらこんなペナルティを負え』というものです。その一番シンプルなのが『表現の自由』です。“表現の自由には制限が伴う”というのは、『発言する前に黙らせることではなく、発言した後に責任を取らせる』ということでしかないんですよ。私はこれを『表現の責任』と呼んでいます」

 

果たしてDaiGoは、今回の炎上で「表現の責任」を痛感しているだろうか。

出典元:

WEB女性自身

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