“自分と同じ不登校の子供たちに勇気と元気を与えたい”との目標を掲げ、6月30日から日本一周ツアーを始めたYouTuberで少年革命家のゆたぼん(13)。
クラウドファンディングでは約487万円もの資金が集まったが、残すところあと7県というところで赤字になってしまう事態に。10月25日に更新したYouTubeチャンネルでは、「緊急」としてこう呼びかけていた。
「マジで大赤字で、ホントにもうお金がなくて、特にガソリン代が高いんですよ。で、ガソリン代が高くて。で、まぁ、日本一周中で、いまで、いま現在で、あの、ガソリン代だけでもう50万円以上かかっているんですね。で、50万円以上ガソリン代がかかっていて、で、ホントに大赤字なんですよ。で、まぁ、このままやと日本一周も厳しくて、で、それで、みなさんに投げ銭をして欲しいです」
また、“投げ銭のリターン”として、「YouTubeでみんなを楽しませます。これはあの、路上パフォーマンスと同じで、あの、もう、あの、物乞いとかそういうのじゃないです。もうYouTubeで動画をアップして、もう日本一周の動画を最後までアップして、で、みんなを楽しませます。見ているみんなを楽しませます」とも宣言。
しかし、“投げ銭をする前提で何かを要求する人はお断り”“お金を自由に使って良いと言ってくれる人がいい”などと条件を提示し、ネット上で厳しい声が相次いでいる。
ピンチを切り抜けるべく投げ銭を求め、「YouTubeでみんなを楽しませます」と呼びかけたゆたぼん。17年にYouTubeチャンネルを開設してから今年で5年目となり、いまでは15.2万人のフォロワーを抱える。しかし今回のピンチ以前に、YouTuberとしての立ち位置が危ぶまれているのだ。
「18年12月に投稿した動画は552万回再生と過去最高を記録し、同年には340万回以上再生された動画もありました。しかし、ゆたぼん君はこれまでも自由な言動が物議を醸し、加えて、お父さんも“アンチ”に対して声高に反発してきました。そのような影響もあるのか、徐々に再生回数は失速し10万回を切ることも増えてきました。
日本一周中の様子もほぼ毎日投稿していますが、ブランデーをかけたアイスクリームを食べたり、原爆に関して間違ったことを発言したりと炎上を繰り返しています。最近でも10月24日に投稿した美容室での動画は、再生回数がわずか約8700回と落ち込んでいるのです。また、ゆたぼん君はお父さんと同じように、いくら“アンチ”が真っ当なことを指摘していたとしても耳を傾けようとしません。このままのスタンスを貫くと、応援してくれている人も去ってしまうかもしれません」(ITジャーナリスト)
人気YouTuberとして返り咲くためには、抜本的な改革が必要なのかもしれない。