「休業中に遺書を書いた」GACKT語ったそれでも『格付け』に出続ける理由
画像を見る 22年9月、空港の外に出るとマスクを外したGACKT

 

■価値の値段って、大多数の価値観ではなく金持ちが決める

 

「そもそも『格付け』には間違っても仕方がないって気持ちで出始めました。でも連勝になってきてみんな勝手に期待し始めて。勝手に騒ぐじゃないですか?勘弁してくれよって思いますよ。ストレスです。4年ぐらい前ですかね、美容室いったら500円玉ぐらいの大きさの円形脱毛症ができていて。写真撮りましたよ、その時は。ショックでもありましたけど笑いました。髪をショートにしようと思ってたのにできなくなったんで(笑)。

 

連勝の責任も感じてたんでしょうね。盆栽の問題の後、盆栽協会からも大量の資料が送られてきて。だからそれを見ながら勉強しました。普段自分が好きなものは自分から勉強するじゃないですか? 言い方が正しいかわかんないですけど、ボクはただのオタクですよ。ハマり症のオタク。

 

今回は、100万円のワインを当てる問題がえぐくて。ワインの銘柄もなくて。いつもはラフィット・ロートシルトとかムートンとか銘柄があって、何年だとか。それと5000円相当の銘柄がわからないワインの味を比べるんですけど、今回は何もなく。つまりヒントなし。おかしいでしょ? ソムリエのテストですよ、これ。解答まで、いままででいちばん時間がかかった問題です。ボクは24~25歳からワインを好きになったので、起業家の友人たちとたくさん飲んではいます。色見たらブルゴーニュかボルドーかすぐわかるので、これはボルドーだなって。それで飲んで値段のこと考えて。今円安だから2年前は70万、100万ってことはビンテージじゃないなとか。

 

まあでも、今回はボクのなかではメルローかソーヴィニヨンという2つの選択肢しかなかったので。良く飲んでいるワインだったからラッキーでした。まあでも難しい。普通の人はソーヴィニヨンだと思うんだろうなって。メルローなら予想できる銘柄はニコイチ(二者択一)なので銘柄も当たったっていう感じです。その後、浜田さんに『お前が当てすぎなんや。お前を外させるため必死なんじゃ』って言われましたけど(笑)。

 

価値の値段って、いろんな付け方があって、美味しい美味しくないはもちろん、希少性、ブランディング、そこの設備とか作り方、設備投資も価値になる。世の中大多数の価値観で値段は決まるものではなく、一部の金持ちが価値を決めるものです。だから高くなる。それを知識のない人たちが『なんでこれはそんな高いんだ!』って言うのは違いますよ。

 

『格付け』は、外したらやめます。たぶん」

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