超大作映画『2012』主演ジョン・キューザック インタビュー

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『インデペンデンス・デイ』や『デイ・アフター・トゥモロー』など、ディザスタームービーの第一人者として知られるローランド・エメリッヒ監督が再び地球滅亡の危機を描いたスペクタクル超大作映画『2012』。
主演のジョン・キューザック(43)は、『女性自身』本誌のインタビュー前に行われた、エメリッヒ監督や共演のキウェテル・イジョフォー、脚本、製作、作曲を担当したハラルド・クローサーらと行った冒頭53分に及ぶフッテージ上映後の舞台挨拶でも、本作に賭けた意気込みが並々ならぬものだったと語った。

「映像がすごいのはもちろんだけど、危機に直面した人間たちのドラマが素晴らしいと思ったんだ」
彼の指摘通り、ロスが沈没するスペクタクルシーンの映像は、筆舌に尽くしがたい迫力だ。

「きっと同じストーリーを15年前に映画化しても、ピンとこなかったかもしれない。環境問題をはじめ、いろんな課題が人類に突き付けられている今だからこそ、観ていてリアルに怖いと実感するはずだよ」
改めて、今の世界にとって現実味のある作品だとアピールした。

いっぽう、エメリッヒ監督も作品の完成度の高さに自信満々だ。
「スペクタクルのみならずキャラクターに真実味があって、非常に誇りに思える作品に仕上がった」
ジョン・キューザックいわく、
「もちろんVFX技術もすごいけれど、ローランドとハラルドによるキャラクター造形も素晴らしくて、この両方をこなせる人はなかなかいないと思う」
どのキャラクターが生き残るのかを聞かれたキューザック。
「言えないよ。そう契約書にサインしたからね(笑)。ただ、この映画は本当に最後まで何が起こるか予測できないところが優れていると思うよ」

そして、場所を移してのインタビュー。朝からしゃべっていたからか、ホールズを舐め舐め、笑顔で応じてくれた。

まずはじめに、ジョン自身が監督も務めた『ハイ・フィデリティ』を褒めると、「Oh,Yeah! サンキュー」と、とても嬉しそう。
「東京での評判はどうだった?」
やっぱり評価が気になる様子。
今回彼が演じるのは、離婚を機に家族と離ればなれに暮らす売れない作家、ジャクソン。地球の危機を偶然知り、家族と壮絶なサバイバルを繰り広げる。
「どんなことにも夢中になり過ぎて、没頭してしまう点は僕に似ているかもしれないね。よく言えば、芸術家気質なんだけど、そのせいでジャクソンは奥さんに逃げられてしまう。でも普段はいたってノーマルな人物で、そこが気に入っているよ」

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――今回の映画は世界の終わりの話でしたが、個人的に俺はもう終わりだっって思ったことってありますか?

「頻繁にじゃないけど、それはよくあること。でもそのほとんどは、後から考えるとそんなに深刻ってほどのものでもないんだけどね」

――いい映画にたくさん出られてますが、これはやりたくないって役が回ってくることもあるんじゃないですか?

「確かにね。これはちょっと気に入らないなというプロジェクトもあるけど、でもそれは文句じゃない。仕事があるだけ運が良いと思っているよ」

とはいえ、「有名であるってことがすごく大変で1日くらい休みたいなって思うことがある」と本音もポロリ。

 

――あまり気乗りしない役柄のときは、気持ちをどうやって持っていくんですか?

「それは自分自身でコントロールしていくしかないよ。どんなことがあっても、自分がその置かれた状況に対して、どうやって反応していくのかってのは、やっぱり自分が決めていかないといけない。自分以外のところで起こっていることは、自分ではコントロールできないことだから、割り切らないといけないときもあるけど、でもそれに対して自分がどうやって反応するかとか、どうやって自分の感情を持っていくのかというのは自分でコントロールしないとね」

――コントロールできるんですか

「そういうことはいっつもあるわけじゃないけど、そういう状況に置かれたときに、それを自分がどうやって表現するか、反応するかは、自分で決めていかなければいけない。自分の感情表現の出し方は、自分で選んでいくことだと思っているよ」

――映画では逃げ場がまったくなくなってしまって、これはもうタイムマシンを使うしかないかな、と。もしタイムマシンがあったらどうしますか?

「実は、タイムマシンが次の作品なんだ。すごいコメディで、4人の人たちが80年代にタイムマシンで戻る。それが次回作になんだよ」

――じゃあ先に聞いちゃいますが、もしそれを個人的に使うとしたら、どう使いますか?

「いつに戻ってもいいの? わからないな。何人か会いたい人はいるけど・・・」

――それは誰?

「殺したい人(笑)。そしたら歴史が変わるよね? この質問は今までちょっと考えたことがなかった質問だな。今日はまだちょっとそこまで、頭が働いてないんだ(笑)」

来日間もないバタバタで、まだ本調子ではない、とちょっと困った表情を見せるジョン。

 

――ではこの言葉に助けられたという言葉はありますか? 誰かから聞いた言葉や本で読んだ座右の銘とか

「あぁ、いっぱいあるよ。それを聞いたことで自分がこの先どんどん行けるとか、それによって想像力が沸いた言葉は今までいっぱいあったと思う」

――ぜひ1つ教えてください!

「人間というのは考えることによって自分が存在する」

――我思うゆえに我あり。デカルトですね。

「誰が言った言葉かはわからないよ。多分哲学者。あとはいろいろな宗教者の言葉かもしれないし。このひとつの言葉によって自分の信条が支えられてるって言葉はないけど、でもやはりいろいろな伝統などの中にはいろいろな真実があって、人間は支えられていると思う」

――この出来事から自分はいきなり変わったという出来事はありますか?

「生まれたこと(笑)」

――(笑)そこから変わってないんですか?

「ま、生まれたことが大きなイベントだよ。その前は体がなく、精神はあっただろうけど、でも精神だけで形がないものじゃなくて、やはり自分がちゃんとこの世に生を受けて、何かをやらなければならない。この世に生まれていろんなことを学んでいる。例えば84年のシカゴカブズの試合はすごくよく覚えていることだよ(笑)」

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ジョークも交えながら、神は信じていると話すジョン。神様に、1つ願い事を叶えてあげるって言われたら?と聞くと、「これって引っ掛けの質問?」をまたまたお茶目な回答を。

「もしそういうように何でも叶えられるって聞かれも、本当に自分はそれを望むのかなと。神様と話ができたということで十分満足できるんじゃないかな」

神に言いたいことはないけど、質問はあるという。

「自分はどうですか?ということ。今はどうで、この次に何があるんですか?自分のこと。それとも私に何か出来ることはありますか? そういうことを聞くだろうね。何時?今僕はどこにいるの? ここで食べてもいい?そういう質問はいっぱいあるよ」

――明日地球が滅亡するとしたら何をしますか?

「まず、これからのインタビューを全部キャンセルする(笑)。その後は、多分、外に出ると交通渋滞になると予想されるから、まず泳いで、その後バーに駆け込むかな?」

――1人で泳ぎに行くんですか?

「わからない。誰かホテルの中に知ってる人がいれば(笑)。1人じゃないかもしれない。ソニーグループCEOのハワード・ストリンガーと一緒か、ソニーの上層部の人と泳いでもいい」

――じゃあ最後に飲むお酒は何ですか?

「それは何かわからないよ。そのときに選ぶ。お酒の種類とかは気にしないほうだよ」

でも、本当はワイン好きなんだとか。

――お酒好きでいらっしゃいますよね。シカゴのバー『サードコースト』にはよく行かれますか?

「お酒おごってくれるの?(笑) あそこはバーじゃなくてコーヒーショップじゃない?」

――友人がバックギャモンやるんですが、そこであなたを見かけるっていうんです。

「あそこはカフェみたいなところで、好きな店だよ」

――バックギャモンはプレイしますか?

「子供のころはやったけど、今はやらないなぁ~。でもすごく真剣にあそこでバックギャモンやってる人たちがいるよね」

――はい。今度是非一緒に!ところで、天変地異があってサバイバルになったとして、生き残るためには何を備えておいたほうがいいと思う?

「何でも役に立つんじゃない。でもやっぱり運が何より。それと強い決意を持つこと。何としてでもやるというね」

――今回はお父さんの役ですが、いちばん演じて好きなキャラクターというのは何ですか?

「前回とは違うようなキャラクターをやってみたいという気持ちは常にあるよ。前にやったことがないような、役にトライしたいね。キャラクター重視の作品は大変好きだね」

――唐突ですが、今100億円もらったら何しますか?映画以外のことに使うとしたら、何に使います?

「わからないな~。半分は寄付して、もう半分は今すぐに使わなければならないとしたら宇宙船を造るかな。宇宙に自分だけ行ってしまうのは心が痛むので、半分あげれば心の慰めになるのでしょ?」

――宇宙のどこへ?

「月でもいいし、地球の周りを旋回しててもいい」

――もし朝、目が覚めて、キャリアもお金も何もない14歳の男の子になってたら、まず何をする?

「14歳? 僕はどこにいるの?」

――故郷のシカゴです。

「うーん。1人で住んでいるの?」

――家族で。

「両親は歳とっている?」

――ジョンの子供時代のお父さんお母さん

「ということは14歳に戻っただけだよね?」

――そこからどういうふうにやり直すのかなって。

「だからさっきの話で、タイムマシンだよね、戻るってことは。それは次の作品で」

映画『2012』は11月21日より丸の内ルーブルほかにて全国公開。超ビジュアル体験をしてみて!

『2012』
【11月21日(土)、丸の内ルーブルほか全国ロードショー】

 

2012オリジナル・サウンドトラック

「アメリカン・アイドル・シーズン8」のオーディションに挑戦し、甘いマスクと並みはずれた歌唱力、圧倒的なパフォーマンスで全米中に、また世界の視聴者を魅了したあのアダム・ランバート(オーデションでは準優勝)。
彼が歌う、エンディング・テーマ『Time For Miracles(邦題:「ミラクルズ」)』が 収録された今、もっとも話題のサウンドトラックです!

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『2012 オリジナル・サウンドトラック』

¥2,520(税込)

2009年11月25日発売

Sony Music Japan International