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NEW YORK POST

米国各州の代表が競い合い、ただ1人だけがその玉座に着くことを許される米国内ミス・コンテストの最高峰「Miss USA」。昨年、ペンシルバニア代表のシーナ・モニンが「Miss USA」のバックステージで、発表が行われるまで誰にもわからないはずの決勝進出者の名前が記されたメモを発見。コンテストが不正だと確信したモニンはミスの座を辞退した後、自身のFacebookに「コンテストは不正よ!詐欺的で、モラルがない。矛盾しているし、いろんな意味で下らないわ」と書き込んだ。

これに激怒したのがミス・ユニバース機構の代表を務める不動産王ドナルド・トランプだ。「間違っているね。浅はかだよ。(コンテストに)負けた腹いせだろう」と反論し、名誉毀損でモニンを訴えたのだ。

連邦裁判所は、昨年12月、モニンの主張はただの言いがかりであると一蹴、コンテストを中傷したとしてトランプとミス・ユニバース機構に対する500万ドル(約5億円)の賠償責任があるとの判決を下した。しかしモニンはこれを拒否、即日控訴した。

そして7月3日、NEW YORK POSTが報じたのはモニンの完全敗訴。判決後、トランプ側の弁護士は「判事の明晰な判定に喝采を送ります。今後も法律の下に、トランプ氏の持つすべての権利を行使していきます」と意気揚々と語った。

たとえ20歳にもならない小娘であっても、楯突く者は徹底的に叩きつぶすというトランプ陣営の苛烈さを世界中に印象付けた今回の騒動。途方もない賠償金をモニンはどう払っていくのだろうか。判決を下した判事は「法廷は、モニンが負った破滅的な賠償命令について重く受け止めています」とコメント。それならば少しはディスカウントしてあげればよかったのに……。