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The Seattle Times

「あのアマンダ・ノックスが婚約!」——今、主要メディアのヘッドラインを独占する勢いで、一人の女性の婚約を報せるニュースが米国を席巻している。彼女の名前に聞き覚えのある方はいるだろうか。

 

2007年、イタリアの学園都市ペルージャで英国人留学生メレディス・カーチャーさん(当時21)が性的暴行を受けた上、のどを刃物で切られ殺害されるという事件が起こった。容疑者として浮上したのは、ルームメイトだった米国人女性アマンダ・ノックス、ノックスの交際相手ラファエル・ソシレト、そして麻薬の密売を行っていたコートジボワール人だった。

 

3人はドラッグを摂取してのセックスゲームにカーチャーさんを誘ったが拒否されたため、暴行を加え殺害したとして起訴。第一審では殺人及び性的暴行の罪でノックスに禁固26年、ソシレトに禁固25年の実刑が言い渡された。2人その後は4年間に渡り服役したが、2011年の控訴審でDNAの証拠能力が疑われ逆転無罪となり、ノックスは故郷の米国シアトルに帰国していた。

 

帰国後はテレビやラジオなどのメディアに引っぱりだこ。手記も出版し、昨年には執筆活動が認められてワシントン大学で学位を授与されている。そして現在27歳となったノックスは、昨年から交際していたロックミュージシャンのコリン・サザーランドと婚約。2人は中学校の同級生で、服役中に手紙を受け取ったことから旧交が温まったという。

 

しかしノックスは、昨年1月にフィレンツェで行われた差し戻し審で再び禁固28年の有罪判決を受け、現在上訴中の身だ。事件の真実は未だ解明されていない。3月25日にはイタリアの最高裁判所でノックスの聞き取りが行われる。その結果によって、再度収監されるか、放免されるかが決まるという。

 

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