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写真:ロイター/アフロ

米共和党大統領候補のドナルド・トランプの夫人にして元モデルのメラニア・トランプがご立腹だ。

 

1990年代にエスコート嬢(高級コールガール)として働いていたと報じた『デイリー・メール』紙を擁するメール・メディアと、この情報を拡散させたブロガー数人を相手取り、「個人としても公人としても、計り知れない悪影響をもたらした」として1億5,000万ドルの損害賠償を求めて訴えたのだ。

 

デイリー・メール紙は8月20日、スロヴェニアの雑誌『スージー』の記事を転載。これは1990年代にメラニアが所属していたモデルエージェントに関するもので、当時、このエージェントはエスコートサービスも行っていたと報じていた。トランプ側もエージェントも、「そのような事実はない」と完全否定し、それを受けたデイリー・メールも記事を撤回していた。

 

今回、トランプ側についた弁護士は、ハルク・ホーガンのセックステープを公開したゴシップメディア『ゴーカー』に1億4,000万ドルの賠償金を支払わせ、ついには破綻に追い込んだマイケル・ハーダー。ミシェル・オバマのスピーチを盗用したり、ヌード写真がNYポスト紙の1面を飾ったりとファーストレディとしての資質に疑問が持たれるメラニアだが、これ以上のイメージ失墜を避けるために考え得る限り最善の人選をしたようだ。11月の投票日を控え、些細な醜聞も命取りとなるこの時期。トランプ陣営はこのまま強気の姿勢で突っ走る模様だ。

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