「韓国には“両親の日”(5月8日)という記念日があり、日本の“父の日”や“母の日”と同様、両親に感謝を込めてプレゼントを贈る習慣があります。一般的には現金や花束が定番ですが、最近では、“美容整形”のプレゼントを贈るケースも増えています」と話すのは、ソウル在住のライター・川村幸江さん。
今回の「韓ナビ!」は、韓流STARの“親孝行”をテーマに、深い愛で結ばれた親子の絆に迫ります!
まずは、7月5日に日本公開予定の映画『スピード・レーサー』に続き、ハリウッド2作目となる映画『忍者暗殺者』への出演が決定したRain(25)から―。
Rainは‘06年5月、父親のために、ソウル市の高級住宅街にある一戸建て住宅を購入し、話題となりました」と、韓国のスポーツ紙記者。「この家は地上2階、地下1階で、総額31億ウォン(約3億4千万円)の豪邸として、近所でも評判です。彼は『セキュリティも万全だし、周辺の環境も静かで気に入った』と話していました」
映画『いいヤツ、悪いヤツ、変なヤツ』の公開を控え、現在、ハリウッド進出作『G・Iジョー』のロケに参加中のイ・ビョンホン(37)も、母のために豪邸をプレゼント。
こちらも、工期に1年、総額60億ウォン(約6億5千万円)を費やした大豪邸です」(前出のスポーツ紙記者)地上3階、地下1階の自宅は、ビョンホンの母への思いが随所に込められた設計で、1階にある母親の部屋からは、庭に咲く美しい花々が望めるよう、工夫されているという。
ドラマ『チェオクの剣』で日本でもお馴染みのハ・ジウォン(28)の場合は、
彼女は‘05年に、26億ウォン(約2億8千万円)相当の5階建てのビルを両親に贈っています。また、今年2月に公開された映画『最後の贈り物』に特別出演した際は、『車を持っていない父のために』と、出演料5千万ウォン(約550万円)の代わりに高級車を現物支給で受け取って、父親にプレゼントしたそうです」(韓国のテレビ局関係者)
映画『宿命』の公開を3月20日に控え、SBSドラマ『大物』への出演も決定したクォン・サンウ(31)も‘04年ごろに故郷の大田で、母のために60坪のマンションを購入
「彼は生後6カ月で父親をがんで亡くしており、女手ひとつで自分を育ててくれた母親をとても大切にしています。昨年はサンウ自身が音頭を取って家族旅行を計画。母親と兄夫婦を4泊5日のオーストラリア旅行に招待したそうです」(前出スポーツ紙記者)
主演ドラマ『ありがとうございます』の日本放送が決まって7日に来日イベントを行ったチャン・ヒョク(31)は、「彼は兵役不正騒動で『両親にとても迷惑をかけた』と、‘06年の除隊直後に、両親をドイツ旅行に招待しています。プライベートでは昨年12月に、2歳年上の舞踊家と6年の交際の末に結婚を発表しました。いわゆる“デキ婚”だったのですが、今年2月には男の子が誕生し、両親を大いに喜ばせました」(韓国紙記者)
今月4日に東京で開催された『第22回日本ゴールドディスク大賞』で、4年連続受賞の快挙を成し遂げたパク・ヨンハ(30)も、『芸能界きっての孝行息子』として有名。
「彼はデビュー前、父親の借金が原因で一家離散を経験しており、『いつか家族で一緒に暮らしたい』という一心でトップスターに上りつめました。芸能界での仕事が軌道に乗ると、彼は気兼ねする両親を自分のマンションに呼び寄せ、再び家族で暮らし始めたそうです」(前出テレビ局関係者)
実に5年ぶりのドラマとなる『オンエア』が、今月から放送開始となるヨンハ。役者としての再始動も、両親を喜ばせていることだろう。
今春スタート予定のSBSドラマ『食客』に主演、3月8日封切りの映画『花影』に出演中のキム・レウォン(26)も、家族思いの韓流STARとして知られている。「レウォンは、‘06年の『第43回貯金の日』に、韓国銀行主催の『貯金大賞』を受賞し、大統領表彰を受けています」とは韓国の女性誌記者。「そのときのインタビューで彼は、ギャラの使い道について、『大半は実家と米国留学する妹への仕送りで、残ったお金を自分のお小遣いと貯金に回しています』と話していました。本人は『芸能界でいちばん、洋服の数が少ない』と笑っていましたが、家族思いの彼らしいエピソードです
ご存じイ・ヨンエ(37)は大学時代、家庭教師のアルバイトで貯めたお金で、両親に肌着をプレゼント。「韓国では、初任給で両親に肌着を買って贈る習慣があるんです」(前出の川村さん)
ヒョンビン(25)は‘05年、韓国化粧品メーカーのクリスマスイベントでリップグロスを手作りして「母に贈りたい」とコメント。それから2年後の5月、ドラマ『雪の女王』のPRイベントで来日。5千人ほどのファンの前で、「昨年、韓国では『両親の日』だったんですが、何もできませんでした。実は両親がこの場に来ています。この場に立っていることを見せるのが、いちばんのプレゼントです」と胸を張っていた。
4月に7枚目のシングル『愛してる』を発売、6月から全国18都市を巡る日本公演が決定したリュ・シウォン(35)は昨年の「両親の日」に、ふだんはなかなか会えない父を、好物の羊料理の店に招待したそうだ。しかし―。それから半年も経たない昨年10月に父が急逝。悲嘆に暮れるシウォンは、自身のHPに父への思いをこう綴った。《死の3日前、最後になるとも知らずに、朝まで語り明かしたことが忘れられません。あの時も、僕の将来を心配してくれていた父は、あまりに早く旅立ってしまいました

両親にとっての最大の“親孝行”は、彼らが元気な姿で輝き続けることに違いない。

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