今週の「韓ナビ!」は、ひと足早く’08年を総決算。
 今年、韓国の芸能界を駆け巡った10大ニュースを振り返り、事件の“その後”と、気になるSTARの最新情報をお届けします
 まずは第10位。複数のメディア関係者が選んだのは、
《相次ぐ大物STARの国内復帰と世界進出》だ。
 韓国の女性誌記者が語る。
「そのなかでも、特に話題となったのは、1年7カ月ぶりとなる東方神起の国内活動再開でした。9月のカムバック以降は、バラエティ番組にも積極的に出演し、完全復活をアピールしていましたね」
 日本での新曲『呪文―MIROTIC―』でオリコンの記録を塗り替えた彼らはNHK紅白歌合戦への出場も決定。
 しかし、ここにきて、快進撃に水を差すニュースが報じられた。
「新曲の『呪文~』に登場する歌詞の一部が“刺激的”だとして、韓国政府が同曲を“有害音楽”に指定したんです。
 未成年へのCD販売禁止や、テレビなどでのオンエアも制限されるため、所属事務所は処分の停止を求めて裁判を起こす予定です」(前出・記者)
 10月にはRain(26)も2年ぶりに国内活動を再開。
「10月以降は、バラエティや音楽番組への露出も増えました。ある番組では、モデルと交際していた過去を明かしたり、料理の腕前や寝起き姿を公開して話題になりました」(韓国・スポーツ紙記者)
 一方で、STARの海外進出も盛んだ。Rainに続き、歌手としてアメリカ進出を果たしたBoA(22)は、アジアにとどまらず、ワールドワイドな活躍を見せている。
 10大ニュースの第9位には、海外進出の草分け的存在である《ペ・ヨンジュン(36)の来日》がランクイン。約2年ぶりの来日に、多くの日本人ファンが熱狂した。
 12月2日付の『中央日報』は、ヨン様の『太王四神記』1話あたりの出演料が推定2億5千万ウォン(約1千600万円)だったと報道。この数字には、ドラマ制作に参加した所属事務所の収入も加算されているようだが、韓国の俳優としては破格のギャラ。ヨン様は、名実ともに韓国の国民的STARなのである。

パク・ヨンハがドラマの打ち上げで-

MBCの歴史ドラマ『朱蒙』で名を馳せたソン・イルグク(37)も「国民的俳優」と呼ばれる1人。
 今年3月に女性判事と結婚。
公私ともに順風満帆の彼が突如、ニュースの主役となってしまったのが、第8位《女性記者暴行騒動》だった。
 韓国紙記者が解説する。
「事件は今年1月に遡ります。フリーの女性記者が取材のためイルグクの自宅を訪問。彼を待っていたところ、帰宅したイルグクに突き飛ばされ、《全治6カ月のケガを負わされた》と告訴したのです」
 イルグクは一貫して無罪を主張し、女性記者を「名誉毀損」で逆提訴した。
「当初から女性記者の主張には矛盾点が多く、その後の公判で裁判所は彼女の偽証を認定。9月に、懲役1年の実刑判決が言い渡されました」
 だが、女性記者は徹底抗戦の構えを見せており、裁判の長期化は必至と見られている

 第7位のニュースは、《人気女優のおめでたラッシュ》
 ’07年3月、6歳年上の青年実業家と結婚したチョン・ドヨン(35)は、7月に妊娠3カ月であることを発表。 キム・ヒソン(31)は、来年3月に出産予定だ。
結婚前は大の運動嫌いだったようですが、妊娠後は、《掃除をするなど体を動かしていたほうが、出産のときに苦労しないから》と、家事に適度な運動を取り入れ、マタニティライフを楽しんでいるようです」(ヒソンの友人)
 第6位《大物STARの復活》。今年はパク・ヨンハ(31)が『オンエアー』(SBS)で5年ぶりにドラマ復帰、ソン・スンホン(32)が映画『宿命』でスクリーン復帰を果たすなどファンにとって目の離せない1年となった。
 現在、日本ツアーで来日中のヨンハは、来年も新ドラマ『男の話』(KBS)と映画『作戦』への主演が決定。
 寝る暇もないほどのハードスケジュールが続きそうだが、
実は、ドラマ『オンエアー』の打ち上げのとき彼が、《好きな人ができたんだけど、誰だかわかるか?》といきなり告白を始めたんですよ。
《ヒントは今までの共演者で、自分よりも年下で……》と言っていましたが、今の忙しさではとても恋愛どころではないでしょうね
(笑)」
 と彼の友人。また、ヨンハと同年代のスンホンは、ドラマ『エデンの東』(MBC)で共演するイ・ヨニ(20)との熱愛説が流れたが、
《本当に好きな人ができたら堂々と宣言します(笑)》と、韓国メディアに答えている。
 ’07年9月に軍を除隊したソ・ジソブ(31)は、『映画は映画だ』(韓国で9月公開)で本格復帰。来年は、4年ぶりのドラマ主演も決定している。
 第5位のニュースは《イ・ドンゴン(28)の実弟刺殺》という痛ましい事件。
 オーストラリアに留学中の8歳年下の弟が暴漢に襲われたのは3月20日の深夜。
「友人男性と買い物に行った先で、若い中国系の男2人に《その目つきは何だ》と因縁をつけられ、いきなり刃物で刺されたそうです。
 弟はすぐに救急車で病院に搬送されましたが、出血多量で死亡。友人男性も重体となりました」(スポーツ紙記者)
 訃報を受け、ただちに現地入りしたドンゴンは、変わり果てた弟の姿を見て崩れ落ち、嗚咽を漏らしていたという。
昨年末、ドンゴンは結婚を前提に交際していた女優のハン・ジヘ(24)と破局しています。彼にとっては、まさに生涯で最悪の1年となってしまいました」(前出・記者)
 第4位《人気STARの相次ぐ入隊》。昨年放送のドラマ『コーヒープリンス1号店』(MBC)で人気を博したコン・ユ(29)は1月に入隊。
 訓練終了後、「芸能人部隊」に配属され、11月からは軍のラジオ番組《コン・ユが待つ20時》でDJを務めている。
 デビュー10周年を迎えた人気グループ『神話』メンバーのエリック(29)とドンワン(29)も今秋、次々と入隊。来年以降にチョンジン(28)とミヌ(29)、アンディ(27)の入隊が予定されている
 グループ活動は当面休止となるが、ソロ活動を開始して11月30日に東京・国際フォーラムでソロコンサートを行ったシン・ヘソン(29)が本誌に現在の心境を語った。
メンバーとは携帯やメールで連絡を取り合っています。
 私は神話の一員ですが、ソロ活動では自分のカラーを出していきたいですね。来年の目標は、日本のファンの方々ともっと親しくなること。日本語の勉強もしたいです!

 そして第3位《イ・ビョンホン(38)主演映画600万人動員》。大成功を収めた韓国版西部劇『いいヤツ、悪いヤツ、変なヤツ』(7月公開)で新境地を開拓したビョンホン。
 来年は6年ぶりとなるドラマ『アイリス』への主演が決定。制作費200億ウォン(約13億円)を投じる韓国初の本格スパイ・ドラマで彼は国家情報機関の特殊要員を演じる。
ドラマの撮影は来年から始まり、放送は春先を予定しています。現在、ビョンホンはドラマの準備に没頭し、熱心にトレーニングに励んでいます」(所属事務所)
 2位は、《チェ・ジンシルさん(享年39)の自殺》。韓国を代表する人気女優の突然の死は、国民に大きな衝撃と深い悲しみを与えた。
 ジンシルさんは’00年に元読売巨人軍投手の趙成=さん(35)と結婚。1男1女をもうけたが、’04年に離婚し、シングルマザーとして女優業を再開していた。彼女を死に追い詰めたのは、悪質なネットユーザーたちによる誹謗中傷行為だったともいわれている。
子どもたちは彼女の母親が引き取りましたが、法律上、親権は元夫の成=さんに戻ってしまいました。彼は、法を盾にジンシルさんの遺産相続を要求しています」(友人)
 遺産は200億ウォン(約13億円)に上るといわれている。
 だが、現地報道によれば、彼女の死後、銀行口座は凍結。相続問題が法的に解決されるまで実母も預金を下ろせず、子どもたちの養育費もままならない状況だという。
「かつての浮気や妻への暴力事件で、成=さんに対する世間の印象はよくないですね。一部では、彼の親権回復を阻止する運動まで行われています
」(前出・友人)
 そして、’08年の10大ニュース1位《クォン・サンウ(32)の結婚》。7月に女優、ソン・テヨン(28)との結婚を電撃発表したサンウ。一部のアンチファンによるバッシングをものともせず、2人は9月にめでたくゴールイン。
 11月には、新婚旅行先のオーストラリアで手を繋いで歩く幸せいっぱいの夫妻の姿が目撃されている。そして……。
今月に入り、テヨンさんの妊娠が発表されました。現在妊娠6カ月だそうです。来春にパパになることがわかったサンウは、赤ちゃんの超音波写真を財布に入れて大事に持ち歩いているそうですよ」(女性誌記者)
 STARの笑顔と涙が交錯した’08年。来年はどんな人間ドラマが生まれるのだろうか。

関連カテゴリー:
関連タグ: