「苦楽をともにしているうちに、キャストとスタッフの間に連帯感が生まれていました。それはみんなが感じていたと思いますよ。全員の意気込みと愛着が今作には凝縮されています。たとえ、まったく同じ条件がそろったとしても、二度と同じ作品は作れないでしょう」
と語るのは、ドラマ『美男〈イケメン〉ですね』(’09年SBS放送)プロデューサーのキム・ラクヒョンさん。
同作は、架空の人気“男性”アイドル・グループ『A.N.JELL』の活動&人間模様をコミカルに描いた、青春ドラマ仕立てになっている。
バンドは、チャン・グンソク(22)、イ・ホンギ(20)、ジョン・ヨンファ(21)、そしてパク・シネ(20)の4人で編成。双子の兄の代役として、シネが男装して、バンドのメンバーに加入するところから物語がはじまる。
韓国では『アイリス』(’09年KBS)の裏番組として放映されたが大健闘。日本でも、DVDボックス1&2の販売、レンタルともに好調だという。
「ボックス1は、現在、初回受注数の約3倍のバックオーダーがきています。
レンタル版は、全国のTSUTAYA各店舗でのみ借りられます」(東宝)
6月26日には、グンソクとシネが来日して、初のドラマファン集会が開催される。
今回の「韓ナビ!」では初のファン集会を記念して、『美男ですね』の撮影秘話&メンバーの最近況をプロデューサーに独占取材!
「記者会見前の楽屋のシーンでは、シネさん自ら長髪にハサミを入れたんですよ。かつらでごまかすこともできるのに、それを潔しとしないんです」(キムさん)
「シネが本当に男に見えてきた」と監督が舌を巻くほど自然な男装だったというが本物の男性陣も負けてはいない。
「みなさ〜ん!『イケメンですね』をどうぞよろしく!」
ドラマの撮影中、車内からメガホンで、そう叫んだのはグンソクとホンギの2人。
「明洞のど真ん中で、自主的に番組の広報をしてくれたんですよ(笑)。2人が仲のよい証しですね」(キムさん)
撮影期間中、4人は本物のバンドのメンバー以上に、絆を深めあっていた。
「みんなで車に集まって、トッポッギやお菓子を食べたり、おもちゃで遊んだり、一緒に仮眠したりもしました」
とグンソクは、発売中の「韓国ドラマ公式ガイドブック『美男〈イケメン〉ですね』」(共同通信社刊)で語っていた。
だからこそハードなロケに耐えられたのだろう。
溺れるシネをグンソクが救助するシーンでは、水深5㍍もあるプールで水中撮影が行われた。
「ただでさえ危険なのに、徹夜続きのロケで体力的にも疲れていたはずです。結局、真冬に8時間も水中に浸かることになったんです。2人の忍耐力には脱帽です」(キムさん)
NGハプニングが20回以上のシーンも!
“1泊3日”の強行軍で、沖縄ロケも敢行された。
「韓国ドラマは放映がはじまれば撮影後すぐに放映という綱渡り的な進行が続くため、国内ロケがほとんど。そんな業界の常識を覆したのが、沖縄ロケでした」(キムさん)
あまりにも過密スケジュールで、グンソクもホンギも沖縄の思い出がほとんど残っていないという。
「最終話のコンサートの撮影シーンは、今でも脳裏に焼きついています。エキストラとして、はるばる日本や韓国のファンが駆けつけてくださったんですよ。予定の2倍以上の方で埋め尽くされた客席を眺めていると、目頭が熱くなりました」(キムさん)
撮影はされたものの、お蔵入りになったシーンも多い。
「今作では、『アイリス』や『パリの恋人』などのパロディを取り入れる、遊び心も持たせていました。
グンソクさんたちが笑いすぎて、20回以上NGを出したこともありました。パロディは、やっとOKが出ても、編集段階でカットされたシーンが多かったですね」(キムさん)
放映から半年後、メンバーはそれぞれの道を歩いている。
グンソクは、W杯サッカーで韓国代表を応援するイベント『南アフリカ共和国 IN ラウンジH』を企画した。
「対ナイジェリア戦の23日、『シェラトン・グランデ・ウォーカーヒル』で1千人を集めるそうです」(韓国紙記者)
収益金は漢陽大病院へ寄付するというチャリティ・イベントも兼ねているという。
今夏、映画『シラノ・エージェンシー』の公開が控えているのはシネ。『ETUDE』のBBクリームのCMでは、グンソクと再共演も果たした。
「さらにはアミューズメントパーク『ガーデンファイブ』のCMでも、2人は共演し、ドラマ以来、半年ぶりにデュエットしているんですよ」(前出の記者)
ホンギは所属する『FTアイランド』が、8月にニューアルバムを発売予定だ。
今年3月の20歳の誕生日には『スーパージュニア』のキム・ヒチョル(27)ら友人が集まり誕生会が開かれた。
「ヒチョルが自身のミニホームページに写真付きで、誕生会の様子を紹介していました。
グンソクの姿も写っていました。ほかのメンバーもすべて男性でした(笑)」(前出の記者)
ドラマさながら、彼らの友情は続いているようだ。
ヨンファは『FT〜』の弟分のバンド『CNBLUE』で日本デビューを果たしたばかりだが、災難が彼を襲った。
「4月に声帯結節と診断され、ニューアルバムの制作も中断されました。不幸中の幸いだったのは、初期で発見されたため、手術の必要はなかったようです。6月23日、26日の両日に開催予定の『CNBLUE』のワンマンライブも、急きょ約1時間のミニライブとサイン会という内容に変更して行います」(前出の記者)
日本でも活躍し始めた『美男ですね』メンバー。彼らの爽やかな笑顔で、梅雨のジメジメも吹き飛びそう!
ヨン様 HOT通信 GACKTと東京ドームで初共演・・・日本の家族と「12月再会」詳報!
「アジアの人々に還元したい、そんなヨン様の思いがついに実現しました」(関係者)
ヨン様(37)の来日決定!
今年12月14日、東京ドームで、DATVのチャリティ番組『Message! to Asia』(来年1月10日放送)の公開収録に登場することになった。
「同局が始めたチャリティ企画『ほほえみプロジェクト』の第1弾です。今まで何の接点もなかったGACKTさんとの共演が決定しています。ほかにも日韓、中国、台湾のSTARに出演を打診中ですよ」(関係者)
収益の一部は、NPO『国境なき子どもたち(KnK)』などに寄付されるという。
出演者やチケット(8千400円)発売は、公式サイト(http://hohoemi.datv.jp/)で随時発表予定だ。DATV加入者にはチケットの先行受付けの特典がある。
「ヨン様はアジアのSTARとの出会いを楽しみにしているようです」(関係者)
年末の再会が今から楽しみ。