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(写真・神奈川新聞社)

 

川崎市幸区の介護付き有料老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」で入居者3人が転落死した事件で、県警捜査1課と幸署は15日、このうち1人をベランダから投げ落としたとして、殺人の疑いで、元職員の無職男(23)=横浜市神奈川区=を逮捕した。調べに対し、「間違いない。殺害するつもりだった」などと供述、容疑を認めている。他の2人の殺害も認めており、県警は連続殺人の疑いもあるとみて、慎重に裏付け捜査を進める。

男は昨年9月、報道陣の取材に「自分が(関与を)疑われているという気持ちはあったが、突き落としてはいない」と説明していた。

逮捕容疑は、2014年11月3日午後11時~同4日午前1時50分ごろ、川崎市幸区幸町2丁目の同施設で、入居者の男性=当時(87)=を4階のベランダから投げ落とし、胸部打撲による内臓破裂で殺害した、としている。

同施設では同年12月9日未明、女性=当時(86)=が4階から、同31日の未明にも女性=同(96)=が6階から相次いで転落死。3人とも個室に入居し、遺書などはなかったという。

県警は、男がいずれの日にも夜勤当直に入っていたことや、高さ約120センチのベランダの手すりを自力で乗り越えるのは難しいことなどから、男が事件に関わったとみて、任意で事情聴取。犯行を認めたため、15日深夜に逮捕に踏み切った。男は16日午前、横浜地検に送検された。

男は昨年5月、施設で入居者の現金を盗んだとして逮捕・起訴され、解雇されていた。

 

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