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(写真・神奈川新聞社)

 

横浜市立斎藤分小学校(同市神奈川区)で6日、市中央卸売市場本場(同区)で働く“魚のプロ”による「いちば食育出前授業」が行われた。5年生の36人と保護者約20人が参加し、魚の栄養や流通を学んだ。

 

カルシウムやドコサヘキサエン酸(DHA)など魚に含まれる栄養素について話したのは、「おさかなマイスター」の資格を持つ村松享さん。熟成の仕組みに関して、「スーパーで売れ残って安売りされている前日の魚の方がおいしいこともある」と説明すると、保護者からも驚きの声が上がった。

 

横浜丸魚の篠崎邦彦さんは、魚の流通を解説。児童は競りの方法をひと通り教わった後、「大間のマグロを買う」という想定で競りを体験。購入したい品物の値段や数量を指で示す「手やり」をしながら、勢いよく手を挙げていった。

 

ノリが採れる時期や生産量に関するクイズにも挑戦。土産に味付けノリが配られた。

 

児童らは「次に魚を食べるときに、習ったことを思い出したい」「お土産は家族みんなで食べたい」と笑顔で話した。

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