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(写真 神奈川新聞)

 

「港北区生きがい就労支援スポット」(横浜市港北区)が今春、開所した。事業開始から1カ月で就労や地域活動などの相談人数は約70人に上り、電話や来所での問い合わせは200人を超えた。相談の8割は求職者で、中には80代も。同施設は祝日も休まずシニアの就労支援に力を注いでいる。

 

同施設は、市健康福祉局が高齢者の心身状況に合わせて就労先や地域活動などを紹介し、社会参加を促す相談窓口として3月末に開設。同区の施設は2014年の金沢区に続き、市内で2番目。

 

東急東横線の綱島駅から徒歩圏内という立地の良さもあり、開所から1カ月で問い合わせは200人を超え、来所相談者は70人に上った。利用者は市北部からが中心で、60歳前から80代までの男女と幅広い。就労と、ボランティアなどの地域活動、学習、起業などの支援を手掛ける中、相談の8割は求職という。既に就労先が見つかった人や、80代で企業面接を受け、結果待ちの人もいる。

 

施設スタッフは現在3人で、2人が相談や問い合わせに対応し、もう1人は「求人開拓員」として高齢者を雇用する企業を独自に探している。「ハローワーク」と異なり、求職者が企業などの求人情報を検索・閲覧する仕組みはなく、同施設の石田仁所長は「相談者の要望に応じて、その人に合った仕事を『オーダーメード』で探す」という。

 

具体的には求職者に対し、フルタイム希望か、働ける曜日や時間に指定はあるか、体調に不安はないかなどを初回の相談で詳細に話した上で、求職者と企業をマッチングさせる。

 

相談は予約制で、1人に1時間を充てるため1日に対応できるのは現在6人程度。同施設のキャリアカウンセラー杉本喜和子さんは「フルタイムでなくても生活の中で働く場面をつくりたい人の要望を伺い、きめ細かく対応したい」と話す。就労のほか地域活動の相談にも応じる。

相談や求人の問い合わせは同施設電話045(947)2475(日曜、年末年始休み)。