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(写真・琉球新報社)

 

空手発祥地としての発信力や国内外の選手、愛好家らの交流拠点化などを目的に「第1回沖縄空手国際大会」が2018年8月、開催される。3月4日の沖縄空手会館の開館を記念した取り組みの一環で、同会館と沖縄県立武道館が会場となる。

 

沖縄県が主催する空手・古武道の国際大会は過去に4度開催したが、単発に終わっており、継続発展を目指し新たに第1回とした。競技は「型」のみ。40カ国以上の参加を目指していく。

 

16日、那覇市内のホテルで総会が開かれ、大会に向けて実行委員会が発足した。翁長雄志知事が会長に任命され、県や沖縄の空手・古武術保存会、沖縄伝統空手道振興会、経済団体などから45人の実行委員が選出された。

 

総会では大会の概要が発表された。日程は8月1~8日(予備日含む)で、「沖縄伝統の空手の継承を願い」(県担当者)競技の表記を「形」ではなく「型」にこだわった。2009年に県が主催した国際大会では約40カ国・地域から600~700人の参加があり、これを上回る規模を見込む。

 

翁長知事は総会で「国際大会は今後の沖縄空手の振興を図る上で大変有意義なものだと考えている」と強調。「大会を契機に空手発祥の地・沖縄に国内外から多くの空手愛好家が集い、交流を深めながら、沖縄空手が今以上に世界に広がることを強く願っている」と述べ、委員らに支援や協力を求めた。

 

振興の一環と位置付ける沖縄空手会館の開館について、翁長知事は「沖縄の空手を国内外に発信するため、さまざまな施策を実施していく」とし、会館の積極的な活用を強調した。

 

大会は(1)沖縄空手の愛好家が沖縄に集結し交流を深める場の創出(2)先人たちが体系化し受け継がれてきた沖縄空手の技や精神性の正しい保存・継承(3)沖縄伝統空手および古武道の将来にわたる振興-を目的に掲げている。沖縄伝統空手・各流派・会派が協力することや沖縄伝統空手・古武道の特性を生かすことなどの基本方針も確認した。

 

第2回総会は年度替わりの4月を予定している。大会に向けて審判、演武、総務・式典、セミナー、競技の五つの専門部会を設ける構想で、今後、細かい内容を詰め、本番に備えていく。

 

第1回国際大会の開催に空手関係者からの期待も大きい。沖縄伝統空手道振興会の喜友名朝孝理事長は「伝統の型を継承し、そのものを残していこうと原点回帰する団体も増えている。大会の成功へ向け取り組んでいきたい」と話した。