浦添延長区間の試験運転で浦添前田駅を行き交うモノレール=4月17日、浦添市仲間の茶山交差点 画像を見る

 

沖縄都市モノレール(那覇市、美里義雅社長)は22日、取締役会を開き、延長整備を進めてきた浦添区間の開業日を10月1日とすることを決めた。5月24日に記者会見を開き発表する。

 

車両の運行について、那覇空港駅―てだこ浦西駅間の往復だけでなく、区間延長後も現在の終点である首里駅で折り返す便を設けることも決めた。

 

てだこ浦西駅を出て首里駅に到着するまでに車両内が混雑するという懸念に配慮したとみられる。

 

新たに開通するのは既存の首里駅から石嶺駅、経塚駅、浦添前田駅、てだこ浦西駅までの4・1キロ。当初は19年春の延長区間開通を計画していたが、入札不調による工事の遅れなどで開業時期が延期となっていた。

 

ゆいレールの18年度乗客数は1905万7176人で、7年連続で過去最多を更新。延長区間の開業に加え、2020年に那覇空港第2滑走路の利用開始も予定されることから、利用客の大幅な増加が予想されている。沖縄都市モノレール社と県、那覇市、浦添市は利用客の増加に対応するため、30年までに3両編成を目指す方針を決めている。

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