満潮時に岸壁を越え、漁港内に流れ込む海水=31日午後6時すぎ、南城市玉城奥武島(ジャン松元撮影) 画像を見る

 

大型で非常に強い台風9号は31日、勢力を強めながら沖縄の南の海上を北上した。旧盆の沖縄を台風が直撃した。

 

1日未明から明け方にかけてさらに発達し、沖縄本島地方に最接近する見込みで、久米島などで最大瞬間風速70メートルの猛烈な風が予想される。31日午後5時7分、南城市内で最大瞬間風速37・1メートルを記録した。沖縄本島地方は高潮警報が発表されており、中南部では過去最大級の高潮となる恐れがある。

 

午後10時現在、けが人が1人。9市町村の5万6473世帯12万2774人を対象に避難勧告が出ており、36市町村で124カ所の避難所が設置され、557人が避難している。

 

沖縄電力によると、台風の影響などで午後11時までに、本島や宮古島地方で4220戸が停電した。

 

沖縄本島地方と宮古島地方は同日午後9時までに暴風域に入った。沖縄気象台は暴風や高波、高潮、大雨による「重大な災害が発生する恐れがある」として厳重に警戒するよう呼び掛けている。八重山地方と大東島地方は強風に十分な注意が必要。最大瞬間風速は宮古島地方で40メートル、八重山地方で35メートル、大東島地方で30メートルと予想される。

 

沖縄本島地方では31日から1日にかけて多い所で1時間に80ミリの猛烈な雨が降る見通し。1時間に80ミリ以上降ると息苦しくなるような圧迫感があるとされる。1日午後6時までの24時間雨量は多い所で、沖縄本島地方で400ミリ、宮古島地方で200ミリ、八重山地方で120ミリと予想され、土砂災害や低い土地での浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要となる。

 

1日は中潮で午前5時53分の満潮時に潮位が211センチと予測され、本島中南部は未明から朝に3・5メートル、久米島で未明から昼前に3・0メートル、本島北部で未明から朝に2・5メートルと予想される。海岸や河口付近の低地では高潮による浸水や冠水の恐れがある。

 

波の高さは1日にかけて、沖縄本島地方で13メートル、宮古島地方で9メートルで猛烈なしけ、八重山地方は6~7メートル、大東島地方は7~8メートルで大しけになる見込みで、いずれもうねりを伴う。

 

1日にかけて発達した積乱雲の下で落雷や竜巻などの激しい突風による被害が起こる恐れもある。台風は31日午後9時現在、大型で非常に強い勢力で那覇市の南南西約140キロにあり、1時間に20キロの速さで北北西に進んでいる。中心気圧950ヘクトパスカル、中心付近の最大風速45メートル、最大瞬間風速60メートル、半径185キロは25メートル以上の暴風域となっている。

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