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3月に本島中部で高校生(当時)2人が、大麻取締法違反(所持)の容疑で逮捕されていたことが21日、関係者の話で分かった。県警は入手経路などを調べている。

 

この2人の事件とは別に、県警が2月中旬に覚醒剤取締法違反などの容疑で、高校生を含む少年計3人を逮捕したことも明らかになっている。県警は、この二つの事件の関連性は薄いと見ている。

 

覚醒剤事件で高校生が逮捕されたことを本紙が伝えた21日、県教育委員会は県立学校83校を対象に、薬物乱用に関する特設授業の実施を決めた。

 

県警によると、覚醒剤取締法違反(共同所持)容疑で逮捕されたのは、本島南部の女子高生=当時(18)=と、いずれも有職の16歳と17歳の少年。3人は、いずれも容疑を認めている。3人からは覚醒剤の使用反応は確認されなかったという。

 

少年らは会員制交流サイト(SNS)上で、広く客を募っていたとみられる。SNSでつながった人物らから違法薬物を譲り受け、密売していたという。

 

この覚醒剤事件で、県警は新たに別の高校生など複数の少年から事情を聞くなどし、捜査を進めている。

 

少年らが密売に使用していたとみられるSNSでは、県内での違法薬物密売を意味する隠語「沖縄手押し」がやり取りで使われていた。21日、本紙が「沖縄手押し」で検索すると、数時間に1回程度の頻度で、大麻などの違法薬物などの売買に関する複数の書き込みがあることを確認した。

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