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食事と適度な運動を日常に少し取り入れることで、夏までに誰でも無理なく理想のボディを手に入れる

全国的に梅雨入りとなる6月。降雨と湿気の鬱陶しい季節のすぐ先には夏が待っている。

 

肌の露出が増え、ボディラインが目立つシーズン。『そろそろダイエットしなくては…』と極端な食事制限を始めたり、いきなりジョギングを始めたり…。けれど結局、結果が出る前に挫折してしまうことの繰り返し。

 

『今年こそ…』と思っている人は、美人ヨガトレーナー直伝の〝内からキレイになる〟ボディメイクを試してみては?

 

今回、「キレイに痩せる」ための裏ワザを伝授してくれるのは、モデルとして活動しながら、管理栄養士の資格を持つヨガトレーナーとしても活躍する岡清華さん。

 

学生時代の無理なダイエットによる失敗体験をきっかけに栄養学とヨガを学び、最新の西洋医学と東洋医学を融合したボディメイク術を確立。現在は栄養学の知識を活用した〝体の中からキレイになる〟ためのヨガトレーナーとして人気を集めている。

 

「管理栄養士は科学的根拠をベースに、より正解に近づけるためのアドバイスを行います。一方で、ヨガは相手のその時の状態や目標に合わせて、柔軟なアプローチで体の改善をめざすやり方です。両方の良さを融合することで、誰でも無理なく理想のカラダや健康を手に入れるためのお手伝いをしたいと考えています」

 

学生時代からモデルとして活動していたこともあり、モデルに必要なボディラインをキープするために極端な食事制限を行っていた岡さん。

 

「高校時代は私を含め周囲の女友だちはみんな、栄養や体のことなんて気にせず無理なダイエットをして、とにかく『痩せている』ことを最優先していました。けれどその代償に、誰もが体調不良に悩まされていました」

 

そんな無謀なダイエットに疑問を感じた彼女は、栄養学を学ぶために大学に進学。その間にヨガに興味を持ち、ハワイに短期留学してアーユルヴェーダを学んだ。

 

「数値的科学的根拠に基づく管理栄養士と、実践的なアーユルヴェーダの両方を学んだことで、学生時代の自分がどれだけ体に悪いダイエットをしていたかに気づきました。同じようにダイエットに悩む多くの女性に、正しい栄養や体の知識を伝えたいと思い、運動と食事の両面からアドバイスできるヨガトレーナーになりました」

 

現在、東京・港区にある高級スポーツクラブ「デポルターレクラブ」が運営するヨガ施設「デポルターレヨガ」でヨガを指導するとともに、栄養アドバイスも行っている岡さん。最近は岡さんの知識と経験を活かすべく、体の内側から美しくなることをめざす「腸コン」というプロジェクトも新たに始めている。

 

「正しい食事と内臓を刺激するヨガポーズを行うことで、内と外の両面から腸に良い刺激を与え、ベストなコンディションを整えるプロジェクトです。参加後は肌がきれいになり、顔色が良くなった人が増えました」

 

今回は「腸コン」でも指導するヨガポーズの中から、運動が苦手な人でも短時間で簡単にできる「カラダの内面からキレイに痩せるヨガポーズ」を岡さんに伝授してもらった。

 

「まずは『外肛門括約筋』という筋肉を刺激するヨガポーズを3段階に分けて紹介します。この筋肉を鍛えることで骨盤の歪みを矯正し、お尻や太もも、お腹の筋肉をより効果的に使えるカラダになることをめざします。また体内の老廃物を排出する際にも重要な働きをするこの筋肉を鍛えることで、より快適な排便を促すことにもつながります。まさに“内側からキレイに痩せる”ために一石二鳥のエクササイズです」

 

加齢による衰えが進むと、便失禁にもつながる『外肛門括約筋』。重要な筋肉でありながら鍛えることが難しいこのインナーマッスルを、場所も時間もとらずに誰でも簡単にできるヨガエクササイズで鍛えるとともに、正しい食事管理を行うことで、2か月で体の中からキレイに痩せよう!

 

■カラダの中からキレイに痩せる!《食事のポイント》

 

<朝食のポイント>
「白湯」をとる

 

<昼食のポイント>
「炭水化物」、「タンパク質」、「食物繊維」の3つの栄養素がしっかり摂れる定食的食事を意識する

 

<夕食のポイント>
「炭水化物」は少なめにして、温野菜などを積極的に摂る

 

<一日のポイント>
「発酵食品」、「水溶性の食物繊維」を積極的に摂る

 

カラダの中からキレイに痩せる!
3週チャレンジ(1)<ヴィーナスのポーズ>

「外肛門括約筋を効果的に鍛えるヨガポーズを、初級、中級、上級と3回に分けて教えます。今回は初級編ということで<ヴィーナスのポーズ>(ウトカータ・コナーサナ)です。いつでもどこでも短時間で行えるヨガポーズなので、ぜひ気軽に試してみてください!」(岡さん)

 

1)両足を肩幅より1.5倍ほど開いて立ち、つま先とヒザは外に向けながら真っ直ぐ立つ
2)息を吸いながら、“お尻から上に向かって引き上げる感覚”で腕を伸ばしていく
※肩は上げない(腕が耳につかない)ように注意

 

3)かかとで床を強く踏み込み、もも裏の筋肉で姿勢を維持するイメージで直立する

(前から見た様子)

(後ろから見た様子)

 

4)息をゆっくりと吐きながら、肩甲骨を下げ、ヒザが90°角度になるまで腰をおとす
※お尻が後ろに出ないよう、上体を真下におろすイメージ

(正面から見た様子)

(後ろから見た様子)

 

5)4)の状態をキープしながら、ゆっくりと5回深呼吸する
6)元の状態に戻る
7)この動きをゆっくり3セット行う

 

<注意してほしいNGポーズ(1)>

 

×「お尻が後ろに出る」
お腹の力も抜けていて、骨盤底筋も引き上げられていないなので効果が出ない
→骨盤を真っすぐ下におろす

(正しいポーズ)

(NGポーズ)

 

<注意してほしいNGポーズ(2)>

肩が上がらないように注意する(耳と肩の位置を近づけない)

(正しいポーズ)

(NGポーズ)

 

【協力店舗】
デポルターレクラブ/ヨガ
http://www.deportareclub.com/

 

■住所:東京都港区西麻布4-21-2 コートヤードHIROO
■TEL:03-6427-6724
■営業時間:<月~金>6:00~21:00/<土・祝>8:00~19:00(日曜定休)

「存在するなら、進化しろ」をキャッチフレーズとして掲げ、2010年にスタートしたデポルターレクラブ。西麻布という超一等地に高級感あふれる店舗を構え、会員の半数は会社経営者、ほかにも芸能関係やプロスポーツ選手が多数愛用するセレブリティなパーソナルトレーニングジムが経営するヨガスタジオ。広尾という立地ながら施設内はゆったりとしたスペースや自然に恵まれ、ヨガスタジオだけでなくレストランやギャラリー、コワーキングスペースも備える。そんな同クラブは「人類の心身を進化させる」をテーマに、腸に着目した新たなメニューとして、腸内細菌の検査で判明した各自の腸の状態に合った食事メニューとトレーニングメニューで腸内環境をコンディショニングする「腸コン」をスタート。詳しくは同クラブの公式サイトをご覧ください。

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