中村あゆみ「人と話すのも避けてた」コンプレックスだったハスキーボイス
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■周りのビルから、落ちてきそうなほど人が覗いていたレベッカとの野音公演

 

半年後の’84年9月に『MIDNIGHT KIDS』でデビュー。翌年、『翼の折れたエンジェル』が大ブレイクした。

 

同時期に日本の音楽シーンを席巻していたのが、レベッカだ。

 

「『フレンズ』を聴いたときは“来たな”って思いました。NOKKOちゃんの突き上げるようなボーカルが魅力的で、名曲ですよね」

 

そのレベッカと、ジョイントコンサートをする機会に恵まれたのが’85年の夏。

 

「日比谷の野音(野外音楽堂)が満杯になり、周りのビルからもみんなのぞいていて、落ちてくるんじゃないかと思うくらい。これをきっかけに、毎年8月31日をAYUMIDAYとして、単独ライブを10年続けました」

 

いつかまた一緒のステージに立ちたい。そんな夢を抱いていたが、なかなか機会に恵まれずーー。

 

「3年前にやっと、BSの番組で共演することができました。久しぶりに会ったNOKKOちゃんからは『お互い大人になったねえ。子どもも大きくなったんだね』って。それで『また、一緒にやりたいね!』って言うと『いいね!』って答えてくれたんです」

 

コロナ禍で疲れ切っているママたちを元気にするため、中村さんは、現役ママアーティストが集結するライブ『ママホリ2021』(品川ステラボール)を企画。今年の12月11日に開催予定だ。

 

「真っ先にNOKKOちゃんに声をかけたら、快諾してもらえました。きっと、あのころのような最高のステージになるはず!」

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