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Frances Bean CobainのTwitterより

故カート・コバーンとコートニー・ラヴとの間に生まれた一人娘フランシス・ビーン・コバーンが、HBOが製作するカート・コバーンのドキュメンタリー番組でエグゼクティブ・プロデューサーを務めている。22歳となった彼女が、ローリング・ストーン誌のインタビューで亡き父について語った。

フランシス・ビーンは、父が率いた伝説的バンド「ニルヴァーナ」について聞かれると、「そんなに好きじゃないの」と笑顔で答えた。「宣伝担当の人たち、ごめんなさいね。私はマーキュリー・レヴとオアシス、BJMが好きなの。グランジにはあんまり興味がなくって」とバッサリ。

とはいえ、娘なりに父が遺した作品と野心を尊重しているようだ。「でも、‘Territorial Pissings’はめちゃくちゃいい曲だと思う。あと、‘Dumb’を聴くと、毎回泣いてしまうの。この曲には、当時の父そのものが歌われているから」。

4月5日はコバーンの21回目の命日だった。「彼がああするしかなかったんだ、って理解したのは15歳のとき。今の彼は、実物よりも大きくなりすぎてしまっていると思う。私たちの文化は死んだミュージシャンに支配されているわよね。みんな故人を祭り上げるのが好きだから」。音楽界には“27クラブ”というものが存在する。古くはジミ・ヘンドリックス、デイヴ・アレクサンダー、最近ではエイミー・ワインハウスもクラブの仲間入りをしてしまった。そしてカート・コバーン。彼らは皆27歳で亡くなっているのだ。「もしカート・コバーンが生きていたら、私には今父親がいたのね。それって、全然想像がつかない。父は家族を可能な限り最もひどい手段で捨てたのよ」と、まだ自分が赤ん坊のときに自殺してこの世を去ったコバーンを批判し、愛憎入り交じる複雑な感情を吐露した。