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ジョニー・デップの妻アンバー・ハードが、離婚を申請してから1週間。大恋愛の末に結ばれた年の差カップルだったが、今は互いに憎み合う関係になってしまったようだ。デップの友人であるコメディアン、ダグ・スタンホープが、「ジョニーはアンバーに脅迫されていた」とする内容の記事をThe Wrapに寄稿している。

 

スタンホープは28日の夜、デップの邸宅を訪れており、そこでハードが「私が出した条件をのまないなら、あることないこと喋ってやる」と夫を脅迫する様子を目撃したという。また、「ジョニーはここ数年間、ずっとアンバーに操られていた」とも主張。

 

ハードは離婚申請時に配偶者サポート(離婚後の金銭援助)に加え、高級アパートメントのペントハウスや車の分与を要求、また恒常的に暴力を振るわれていたことを訴えている。婚前契約書を交わしていなかったことから、少しでも有利に離婚を進めようとするハードの意図が見て取れる。

 

裁判所は、ハードが自身の顔についたアザについて「iPhoneを投げつけられた」と主張したことでデップに接近禁止命令を出したが、元パートナーのヴァネッサ・パラディや娘リリー・ローズが「彼は誰よりも優しい人。暴力なんて振るうわけがない」と猛烈に反論している。

 

世論はデップ擁護に傾いているが、22歳下のハードに惚れ込んで家族のもとを去ったのはデップの方であり、その決断を非難する声はやはり根強い。ハードと出会った『ラム・ダイアリー』以降の出演作は軒並み低評価を受け、今週公開された『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』もオープニング週末興収が3,000万ドルにも届かず『X-MEN:アポカリプス』に惨敗。ジョニー・デップの置かれたこうした状況を見ると、ファム・ファタールにのめりこんでしまった男の悲哀すら感じてしまう。

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