昨年10月の音楽フェスに出演したアクセル・ローズ(写真:REX/アフロ) 画像を見る

ロックバンド「GUNS N’ ROSES」のボーカリスト、アクセル・ローズ(58)がスティーブン・ムニューシン米財務長官(57)とTwitter上でケンカを始めた。

 

「公式発表だ! これまで、スティーブン・ムニューシンのことを誰がどう思っていたかは関係ない。ヤツはマジでイヤな野郎(Asshole)だぜ」

 

このツイートの2時間後、名指しされたムニューシン財務長官がリプライを送った。

 

「きみは最近、この国のために何かしたのかね?」

 

これが開戦の合図となり、現政府に不満を持つ人々からの書き込みが殺到している。

 

《悲劇的なことに、あなたがこの国のためにしでかしたことは知ってますよ》
《アクセル・ローズはアメリカの英雄だが、あんたは売国奴だ》
《アクセルは数百万人のファンを持つアーティストで、ヒットを飛ばし、チャリティにも貢献している。スティーブンはプロデューサー志望の元投資家で、財務長官になるためにその道を諦め、政府のお粗末なCOVID-19対策とPPPローン政策の片棒を担いだ人物。どう見てもアクセル>スティーブン》

 

財務長官のツイートの最後には星条旗の絵文字がついているが、これもまた物議を醸している。というのも、最初にリベリア共和国旗の絵文字を入れてツイートしてしまい、それを削除。星条旗に直して再投稿したからだ。2つの国旗は確かに色合いが似ているが、米国の財務長官が自国の国旗を間違えるというミスが、反トランプ派の格好の攻撃材料となっている。

 

財務長官の何がローズの逆鱗に触れたかは定かではないが、トランプ大統領(73)がアリゾナ州のマスク工場を視察に訪れた際にGUNS N’ ROSESの「Live and Let Die」が演奏されたことがきっかけだったのかもしれないと経済ニュースサイト「Market Watch」は推測している。ローズには大統領選の集会でトランプ陣営に自分の曲を使われ、激しく抗議した過去がある。

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