「大きな節約をしようと無理すると長続きできません。たとえ少額でも継続的にできる節約が、結果的にチリも積もれば式で大きな節約となります」
そう話すのは節約アドバイザーの和田由貴さん。株価も徐々に上昇し、景気の回復が大いに期待されるアベノミクスだが、円安による水道光熱費&物価の上昇も懸念されているのも事実。そこで重要になってくるのが家庭での節約。和田さんは節約のポイントは毎日の『水道光熱費』と『食費』、『消耗品』にあるという。そこで、そんなアベノミクス時代を乗り切る、家のなかの”節約マメ知識”をご紹介。
【洗濯編】
夫のシャツはすべて形状記憶タイプにすると、電気代・クリーニング料金の節約にもなる。「乾燥機がなくて部屋干しをする場合、洗濯物同士の間隔を空けて窓際に干す。扇風機の風を当ててやることで幾分早く乾きます。ランニングコストは約5円(7時間)。ただし、厚物の衣類などは向きません」(和田さん・以下同)
【雑費編】
冷蔵庫の上には物を置かない。温かい空気を上に逃しているため、物を置くと空気が逃げにくくなり、無駄な電気代がかかる。「温水洗浄便座の設定温度が、冬は強から中へ、春秋は中から弱へと変更すると年間約800円の節約。使用しないときはふたを閉じておくと年間約1,100円の節約になります」
【食費編】
スーパーの見切り品は午前中を狙うこと。夕方以降は総菜などが半額になることが多いが、安くてもその日に消費しなくてはならない食材は結局は損になる。「見切り品でゲットしたいのは豆腐、納豆、卵、牛乳などといった日配品(生鮮食品ほどではないが消費期限が比較的短い商品)。日配品のほとんどは冷蔵庫にあると便利な食品ばかり。値引きの狙い目は午前中の品出しの直後です」
【消耗品編】
シャンプーや液体ソープなどはたくさん使っても効果は同じ。ボトル容器だと一度に出る量が多いので、ボトルの口の部分に輪ゴムを巻くと、一度に出る量が減る。「食器用洗剤は、半分くらいを別の容器にとり、使うほうは水で倍以上に薄めておく。汚れはこれで十分落ちるし、倍以上使えてお得です」