毎月2回お届けするこどもみらい探求社からのレポート。
うち1回は、「70㎝の目線」。
こどもたちにひとつの“ありふれたモノ”を渡していき、創造される「あそび」をお送りします!
もう1回は、「保育士起業家 まい&めぐの社会実験“こども✕??”」
こどもたちの明るい未来のために、様々な分野とコラボレーションをしたレポートをご紹介。
今回は“こども×見えない世界”「ブラインドサッカーに出会う」
今回のレポートは、「ほうかご保育園」からお届け!
「ほうかご保育園」は、2015年12月から園舎を持たないインターネット上の保育園で、「リアル、ときどきオンライン!」を軸に新しいコミュニティをつくっています。
3月の登園日のテーマは、「0歳からの多様性教育」。この日はブラインドサッカー日本代表の加藤健人さんをゲスト講師にお呼びして、授業をしました。
ブラインドサッカーとは?
視覚障がい者がプレーするパラリンピックの公式種目です。 一般的なフットサルのルールに加え、いくつかの特別ルールがあります。転がると音が出るボールを使用したり、ディフェンスに行くときには声を出す必要があったり。国内の大会では障害のない人もアイマスクを着用し、視覚障がい者と同じ条件でサッカーができます。視覚障がい者と健常者が力を合わせてプレーするため、「音」と「声」のコミュニケーション」が重要となるスポーツです。
ブラインドサッカーの魅力、“見えない世界”についてのお話をじっくり聞いた後、実際にブラインドサッカー専用のボールを見せると、こどもたちは釘付けになっていました。
なぜならこのボール、中で鈴の音がするんです。大人にとっては道具ですが、こどもにとっては遊ぶものという認識だったのでしょうね!
その後、外に出てアイマスクを着け、“見えない世界”を体験しました。
「わ~、ここ、なんだ!面白い感触!」
「いつもより泣いている声がよく聞こえる!」
と、目から入る情報の大きさを感じている大人たち。
「見えなくて、歩幅が狭くなっちゃう」
「僕、変身しているよ!かっこいいでしょ!」
「いつも目をつぶって歩いて遊んでるから、怖くないよ!」
遊びの延長で、暗闇の世界を楽しむこどもたち。
「こっちが○○で、こっちが☆☆だ!」
アイマスクをしながらでも双子を判別するママはさすがでした。
最後に、加藤さんにプレーを見せてもらいます。元サッカー部のパパもチャレンジ。
チャレンジする大人の姿に、こどもも大興奮!
室内に戻っても、アイマスクをしたままモノの感触を楽しんでいる子もいました。
見えない世界だからこそ、見えるものの大きさに気づいた時間でした。
「0歳からの多様性教育」では、”知らないこと” を親子で楽しみながら、多様性の本質に迫っていきたいと思っています。
次回も、どうぞお楽しみに!
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