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脳と腸の関係からストレスに着目して研究

 

一時的な精神的ストレスがかかる状況での「ストレス緩和」「睡眠の質向上」の機能をうたい’19年10月に関東1都6県限定で発売された宅配商品の「Yakult(ヤクルト)1000」。

 

’21年4月に全国販売がスタートすると、新規の受け付けを中止するほどに大ヒット。その“スゴさ”をヤクルト中央研究所からフリーアナウンサーの内藤裕子さんがリポート!

 

内藤さんの取材に、株式会社ヤクルト本社中央研究所食品研究所主任研究員・松田一乗さんが対応してくれました。

 

内藤アナウンサー(以下、内藤):初めまして。幼いころからヤクルトを飲んでいました。なので、研究者の松田さんにお話を伺えて、とてもうれしいです。どうぞよろしくお願いいたします。

 

松田主任研究員(以下、松田):こちらこそ、お会いできて光栄です。本日はよろしくお願いいたします。

 

内藤: 「Yakult1000」が発売されると一時的な精神的ストレスがかかる状況での「睡眠の質を改善する」ということで大ヒットしました。もともと、睡眠の質の改善を意図して、研究されていたのですか?

 

松田:実は睡眠ではなく、「ストレスの緩和」に着目して研究をスタートしたのです。「Yakult1000」はその名のとおり、1本に1000億個の乳酸菌 シロタ株が入った商品です。乳酸菌 シロタ株の密度が高まることで、腸を介した脳への作用が強まる可能性が見いだされました。そこで、1ml中に10億個の菌が入った商品をつくるための技術開発と並行して、ヒトでの効果の検証を開始。発売まで10年近くかかりました。

 

内藤:10年近くも! どのような課題がありましたか?

 

松田:臨床試験で「ストレス」への作用が確かめられ、「睡眠の質」に関する検証を追加で実施しました。繰り返し臨床試験を実施する必要があったことから、4年以上の歳月を費やしました。その後、生産設備の整備などもあり、発売まで長い時間を要しました。発売されたときは、感無量でした。

 

内藤:伺っているだけでも胸が熱くなります。発売後には、「欲しくても買えない」という社会現象が起きました。研究者の皆さんはどのように感じましたか?

 

松田:「早くつくってお客さまにお届けして!」という気持ちでした。製造が追いつかない事情もわかっているのですけれど。

 

内藤:長い年月をかけて研究されたのですものね。店頭商品の「Y1000」は今も、世帯当たりの購入本数を制限しているお店もあるそうです。

 

松田:人気商品になっていて、研究者冥利に尽きると同時に、早く必要なだけお買い求めいただけるようにしなくては、と思います。

 

内藤:「脳と腸の関係」によって、一時的なストレスがかかる状況での「ストレス緩和」や「睡眠の質向上」につながるとのことですが、乳酸菌 シロタ株のどのような機能によるものなのでしょうか?

 

松田:簡単にご説明すると、腸をはじめとする消化管の環境が整うことで、脳が感じているストレスを和らげます。臨床試験では乳酸菌 シロタ株を1000億個含む飲料の継続摂取により、唾液中のコルチゾール濃度が抑制されることがわかっています。「コルチゾール」とはストレスを受けると分泌が増えるホルモン物質です。一時的な精神的ストレスが緩和された結果、睡眠の質も改善されたと考えられます。

 

「Yakult(ヤクルト)1000」ブーム!「乳酸菌 シロタ株」のストレス緩和、睡眠改善からさらなる可能性へ
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コルチゾール濃度

 

「Yakult(ヤクルト)1000」ブーム!「乳酸菌 シロタ株」のストレス緩和、睡眠改善からさらなる可能性へ
画像を見る 進級に重要な学術試験を受験する4年次の健常な医学部生の男女(対象者140名)を2群に分け、被験食群には「Yakult(ヤクルト)1000〈乳酸菌 シロタ株を1000億個含む飲料〉」を、対照群には疑似飲料(味や外見は同じで、乳酸菌 シロタ株を含まないもの)を1日1本(100ml)、学術試験の8週間前から飲用してもらいました。 M.Takada et al.Probiotic Lactobacillus casei strain Shirota relieves stress-associated symptoms by modulating the gut-brain interaction in human and animal models.Neurogastroenterology&Motility.2016, 28,1027-1036.

 

「Yakult(ヤクルト)1000」ブーム!「乳酸菌 シロタ株」のストレス緩和、睡眠改善からさらなる可能性へ
画像を見る 「乳酸菌 シロタ株の機能性について研究を行っているのはこの建物です」と内藤アナを案内する、松田主任研究員

 

乳酸菌 シロタ株にはさらなる可能性が!

 

内藤:臨床試験の結果を見ると、飲み続けると、ストレスの緩和や睡眠の質向上を実感できることがわかります。

 

松田:はい。乳酸菌 シロタ株に限らず外から取り入れた乳酸菌の多くは便と一緒に排出されてしまいます。つまり、「ヤクルト」を飲むのをやめてしまうと、消化管から乳酸菌 シロタ株がいなくなっちゃうんです。

 

内藤:飲み続ければ乳酸菌 シロタ株にずっと消化管にい続けてもらえるのですね。先ほど、1ml中に10億個という菌の密度によって、「ストレス緩和」や「睡眠の質向上」という機能が得られる、と伺いました。つまり、乳酸菌 シロタ株は今後も新たな機能性が見いだされる可能性がある、ということですか?

 

松田:はい。乳酸菌 シロタ株は、まだまだ可能性を秘めていると考えています。ヤクルトの創始者・代田 稔がシロタ株の強化培養に成功したのが1930年。100年近くが経った今も、乳酸菌 シロタ株は新たな驚きを与えてくれますし、まだまだ知らないことがたくさんあるんです。テクノロジーの発展によって研究の方法も進歩しているので、今後も新たな発見がされるでしょう。貴重な資源ととらえて、乳酸菌 シロタ株を深く研究していきたいです。

 

内藤:やりがいのあるお仕事ですね。

 

松田:そうですね。研究はアイデアを考え仮説を立て、検証することを地道に繰り返します。想定通りにならないことのほうが多いのですが、新発見につながったり、研究成果を発表できたりした時の達成感は格別です。今回、「Yakult1000」「Y1000」が発売され、お客さまに喜んでいただけていること。店頭で手に取ってくださっているのを見ることができて、とてもうれしいです。

 

内藤:店頭で思わず、お客さまに声をかけたくなりますね。

 

松田:はい。なので、心の中で声をかけさせていただいています。代田は早い時期に「腸は健康の要である」という仮説を立て、乳酸菌 シロタ株の研究をしていました。そのイズムを継承して、当社の製品の実現につなげていきたいです。

 

内藤:子どものころから1日1本、「ヤクルト」を飲んできましたが、松田さんのお話を伺ってこれからも続けていきたい、と思いました。

 

松田:ありがとうございます。乳酸菌 シロタ株の可能性をぜひ、体験してください。

 

「Yakult(ヤクルト)1000」ブーム!「乳酸菌 シロタ株」のストレス緩和、睡眠改善からさらなる可能性へ
画像を見る ヤクルトのスゴさをあらためて実感!

 

「Yakult(ヤクルト)1000」ブーム!「乳酸菌 シロタ株」のストレス緩和、睡眠改善からさらなる可能性へ
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「Yakult(ヤクルト)1000」ブーム!「乳酸菌 シロタ株」のストレス緩和、睡眠改善からさらなる可能性へ
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「Yakult1000」と「Y1000」のさらに詳しい情報はこちらから!

 

「Yakult(ヤクルト)1000」ブーム!「乳酸菌 シロタ株」のストレス緩和、睡眠改善からさらなる可能性へ
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(取材・文:栗原貴子/撮影:織田桂子/提供:ヤクルト本社)

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