2月9日、天皇皇后両陛下がケニアのウィリアム・サモエイ・ルト大統領夫妻を皇居・宮殿に招き、昼食会を開かれた。
「愛子さまも昼食会に出席され、通訳を介さずに英語でケニアの閣僚たちと会話をされました。大学での専攻を尋ねられ、『日本の文学です』と、お答えになったそうです。
学習院大学の卒業式は3月20日です。愛子さまは日本赤十字社就職のご準備や、天皇陛下お誕生日の一連の祝賀行事のご準備など、充実した日々を送られています」(皇室担当記者)
愛子さまは2006年に学習院幼稚園に入園されて以来、学習院初等科、学習院女子中等科・高等科、さらに学習院大学文学部日本語日本文学科と、18年間一貫して学習院で教育を受けられてきた。
「秋篠宮家のお子様方が、学習院以外の進路を選択されたことと対照的ですね。天皇陛下は、かつて学習院女子大学で講義をされていたこともあります。愛子さまが初等科時代の一時期、登校への不安を訴えられていましたが、両陛下も学習院を信頼されていたのでしょうし、皇族の教育に関するノウハウのある環境だからこそ、愛子さまも無事に卒業式をお迎えになることができるのでしょう。
実は天皇陛下は、愛子さまの “学習院以外の選択肢”の提案を受けたこともおありでした」(前出・皇室担当記者)
その選択肢とは、“早稲田”だったという。
「1994年から2002年まで早稲田大学総長を務めた奥島孝康氏が、かつて『文藝春秋』で天皇ご一家との交流について明かしています。奥島氏は2010年1月から毎年、新年ご挨拶のため御所に参内しており、雅子さまや愛子さまにもお目にかかる機会があったそうです」(前出・皇室担当記者)
ある年、奥島氏はこんな提案をしたという。
《私が「愛子さまは学習院のような堅苦しい学校ではなく、新しくできた早稲田実業の初等部に通われたらいかがですか」と申し上げた際には、陛下は「いいですね」と笑っていらっしゃいました》(『文藝春秋』2019年11月号)
前出の皇室担当記者が続ける。
「愛子さまは2008年4月に学習院初等科に入学されていますから、奥島氏は転校を勧めたものと思われます。愛子さまのご登校が不規則でいらしたのは、2010年2月から2011年秋までの期間ですから、奥島氏の提案もその期間中だったのかもしれません」
もし元早稲田大学総長のアドバイスを受け入れて、愛子さまが早稲田実業初等部に転校し、そのまま早稲田大学に進学していたら、どのような学校生活を送られたのだろうか。