「芝居以外で話すのおこがましい」『カムカム』竹村夫妻が明かす深津絵里への愛
画像を見る 朝ドラ撮影終わりの深津

 

■「深津さんと芝居以外で話すのはおこがましい」(濱田)

 

濱田:撮影に入る前、私はまず深津さんの姿を探すんです。朝イチ、深津さんは気配を消しているんですけど、輝きが隠せなくて光り輝いてて。「おはようございます」と、朝の挨拶はするんですが、もうときめいてます(笑)。その愛があふれて我慢できなくなると、コソッと村田さんに「あの新しい衣装かわいいな」「あのマフラーの巻き方、ヤバない?」と言いに行くんです。

 

村田:(うなずいて)あの、お鍋持ってジョー(オダギリジョー)に会うときのマフラー姿、やばかったな〜(笑)。るいの存在、佇まいが美しいしいとしい……。

 

濱田:そう。泣いているるいちゃんを「よしよし」する場面があったんですけど、本当ならギュッと抱きしめたい。でも、何か違うな〜と思って。親のように接してくれているけど、やはり距離はあって。本当に“かぐや姫”なんです。すごく大好きだけど、お芝居以外で深津さんとお話しするのは、おこがましい感じがして無理なんです。

 

村田:わかる。僕も、深津さんは芝居以外の交流がなくても、存在してくれるだけでいい存在。以前なら皆で食事したりなどがありましたが、このコロナ禍、本番を全力で楽しもうという気持ちがあふれているこの素晴らしい現場で十分。

 

濱田:私も、るいと和子のままでいたい。そんな大切な存在です。

 

村田:最終的には大きな月(大月錠一郎)に、“かぐや姫”はお返ししたわけだからね、僕たちは。

 

るい=深津さんへの愛が止まらない2人の思い出に残る場面とは。

 

村田:僕はジョー君には申し訳ないけど(苦笑)るいちゃんが片桐(風間俊介)に初デートに誘われた場面。僕らと町内会長の笑福亭笑瓶さんが耳をダンボにして3人同時にコップの水を飲んで……。

 

濱田:そうそう。私もそこ好き。

 

村田:コップを置くのもあうんの呼吸で同時で。るいちゃんを見守る僕たちと常連さんの優しく温かい気持ちが見えた気がして大好き。

 

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