なぜ、コロナ禍において抜け毛が進んでしまったのか――。その原因について、大場さんはまず、コロナ禍への不安と外出自粛による生活習慣の変化を挙げる。

 

「第一に、外出を控えて自宅で過ごすようになり、多くの方が運動不足になっています。また、通勤を再開した方も、さまざまな予定や日課がなくなったことで生活リズムが乱れ、睡眠不足や食事が不規則になる人も増えました。

 

さらに、夫や子供もずっと家にいるという状況が続いていることで、家事も増えて大きなストレスを抱えている女性が多いようです。旅行やコンサート、映画、友人との食事さえもできるだけ控えなければならない状況で、ストレスを発散できずにため込んでしまう方も少なくありません」

 

しかも夏場は、クーラーによる冷え性などで体調を崩す女性が多い季節。そこにコロナ禍での外出自粛が夏休みの間も続くとなれば、頭皮や髪にもかなりの悪影響になってしまうのだという。

 

「髪の毛は頭皮の『毛母細胞』が活発に分裂・増殖することによって作られます。しかし、このように心身にストレスのかかる窮屈な生活が1~2週間も続くと、新鮮な血液が送られず、頭皮に栄養が行き渡らなくなります。すると十分な細胞分裂ができなくなり、抜け毛が始まってしまいます。血流の悪化が、髪の毛の成長にも影響を及ぼしてしまうのです」

 

ステイホームの“副作用”ともいえるコロナ抜け毛――。どのように対策すれば、頭髪を守ることができるのだろうか?

 

大場さんは「毎日シャンプーすること」と「シャンプーのやり方が大切」と力説する。実は、多くの人が頭皮にやさしくない“自己流シャンプー”をしてしまっているのだ。OHBA式の正しいシャンプー法を実践すれば、頭皮が健康になり、抜け毛を止めることができるという。

 

次ページ >頭皮にはやさしくふわっと触れて!

【関連画像】

関連カテゴリー: