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「ポイントはいまやお金と同様の価値があります。上手に貯めて使えば、生活がいまよりもワンランク豊かになります」

 

こう話すのは『ポイ活でおどろくほど得する方法』の著者である、紀村奈緒美さん。

 

ポイ活とは「日々の暮らしのなかでポイントを上手に貯めて楽しく使うお得な生活術」のこと。なんとなく貯まったポイントを漫然と使う、従来の方法とはまったく異なるスタイルなのだと紀村さんは説明する。

 

「私はヘアサロンもネイル代もいつもタダです。一昨年はポイントだけでファーストクラスに乗って世界一周旅行へ行ってきました」

 

というから、ポイントを極めて“ポイ活マスター”になると驚くほど得するのだ。

 

「コロナ禍のキャッシュレス時代だからこそ、始めない手はないです。ポイ活脳になって習慣化してしまえば放っておいても得します」

 

また、紀村さんの知るポイ活マスターAさんファミリーは年間54万円もトクしたが、それすらもいまや驚くことではないとか。

 

〈内訳:4人家族・年間生活費270万円の場合・クレジットカード還元1%=2.7万円、積極的なポイント集めなどで4%=10.8万円、ポイント消費の無料購入15%=40.5万円〉

 

「ビギナーの方は一人年間10万円を目指してみては」

 

というが、乱立するカード社会のなかどう貯め始めたらいいのか。オススメの方法をコーチしてもらおうーー。

 

 

■ポイ活では貯めるツールも大事

 

まずはおすすめの6大ポイント一覧を。

 

〈楽天ポイント〉

特徴:楽天市場をはじめ、楽天系列の多くのサービスを展開。楽天グループのサービスを複数利用するほどポイント還元率が高くなる。

関連ブランド:楽天/モバイル:楽天モバイル。

使い方の例:「Edy-楽天ポイントカード」「Edy機能付き楽天カード」「楽天Edyアプリ」など。

 

〈dポイント〉

特徴:利用できる店舗が拡大中で、ドコモユーザー以外にもポイントをお得に貯めることができる。

関連ブランド:NTTドコモ/モバイル:NTTドコモ。

使い方の例:「dカードプリペイド」「dカード」「iDアプリ」など。

 

〈Tポイント〉

特徴:利用できる店舗が多く、6大カードの中ではもっとも歴史が古い。ネットショッピングをYahoo!に集中させるとポイントがどんどん貯まる。

関連ブランド:ファミリーマート/モバイル:ソフトバンク、ワイモバイル。

使い方の例:「Tカード」など。

 

〈Pontaポイント〉

特徴:ローソンユーザー&リクルートカードを持っている人にオススメ。

関連ブランド:ローソン/モバイル:au(KDDI)。

使い方の例:「au PAYプリペイドカード」をApple Payに設定、QUICPay&加盟店で使える。

 

〈WAONポイント〉

特徴:イオングループを頻繁に利用する人にオススメ。会員登録でイオン系の対象店舗で 常時ポイントが2倍に。

関連ブランド:イオン/モバイル:モバイルWAON。

使い方の例:「電子マネーWAONカード」、スマホアプリ「モバイルWAON」など。

 

〈nanacoポイント〉

特徴:セブン&アイグループを頻繁に利用する人にオススメ。最近ではマクドナルドやデニーズ、吉野家など多くの飲食店でも使える。

関連ブランド:セブン&アイグループ/モバイル:nanacoモバイル。

使い方の例:「nanacoカード」「nanacoモバイル」「セブンカード・プラス」など。

 

【1】6大ポイントから「メインポイント」を決定

 

「どれをメインで貯めるべきかはライフスタイルで異なりますが、利用しているスマホや携帯のキャリアに合わせるのがオススメです」

 

ドコモユーザーであれば「dポイント」、auは「Pontaポイント」。楽天モバイルは楽天といったように現在契約中のブランドからチョイスするとスムーズ。環境が許すのであれば、キャリアを乗り換えてしまう手もあるのだそう。

 

「『楽天ポイント』は楽天市場をはじめ旅行、保険、証券と経済圏を展開しているので徹底的に貯めようとすると有利です。また、イオンを毎日のように利用する方はスマホも『モバイルWAON』に乗り換えて1本化すると貯まる速度は上がります」(紀村さん・以下同)

 

【2】何のツールに貯めるか

 

「ポイントカードで貯めるのはもっともシンプルですが、積極的に活動するなら、クレジットカードや電子マネーのほうが還元率が高く貯まりやすくなります。いくつかのツールを組み合わせて使うとさらに効率が上がります」

 

【3】提携店で活動開始

 

「私は自分のメインポイントの提携店はコンビニ、飲食店、ドラッグストア、家電量販店などすべて熟知しています。起床して通勤し、スーパーで買い物をして帰宅するまで、支払いはすべてカード。自販機でコーヒー1本を買うときもチャージタイプのプリペイドカードで買ってポイントをゲットしています」

 

【4】お金のように使う

 

「ポイ活は、どこまでも貯めたい欲求にかられがちです。ですが期限もあり、もったいぶっていると期間限定で失効したり、ルール変更もあるので、定期的に使ってしまうのがオススメです」

 

「今日のディナーは、ポイントで食べられたよ」「今回の旅行はすべてポイントでまかなえたよ」となれば、家族の楽しみも爆上がりしそう!

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