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蔵元4社で開発した「和尊」を発表する(左から)山川宗克社長、識名研二社長、玉那覇美佐子社長、崎山和章社長=7日、県政記者クラブ

 

識名酒造(那覇市)、瑞穂酒造(同)、崎山酒造廠(金武町)、山川酒造(本部町)の蔵元4社の社長が7日、沖縄県政記者クラブで会見し、それぞれの泡盛を持ち寄ってブレンドした黒糖酵母仕込み泡盛「和尊(わそん)」を9日から5千本限定で発売すると発表した。

 

東京農大酒類学研究室で中田久保名誉教授の教えを受けた4蔵元の門下生たちが集まって開発に取り組んできた。中田氏が分離・開発した黒糖酵母を使って各酒造所で泡盛を製造し、テイスティングを重ねて最適なブレンド比率を導き出した。

 

メープルシロップのような甘い風味や香ばしさが特徴。度数40度と高めだが、水割りでもしっかりとした味わいを残し、古酒にも適した設計にした。

 

識名酒造の識名研二社長は「ブレンドすることで個々のメーカーの良いところが際立った」と語り、瑞穂酒造の玉那覇美佐子社長は「黒糖酵母が持つ甘くまろやかな味わいを楽しんでほしい」と紹介した。

 

4蔵元による共同の泡盛開発は初めて。「和尊」の名には平和を尊ぶ思いと、4社が和を持って発展していくとの願いを込めた。崎山酒造廠の崎山和章社長は「地元に愛され、貢献する蔵元として共に取り組んでいく」と語り、山川酒造の山川宗克社長は「100年、200年物は戦争で失った。泡盛には平和への思いがある」と語った。720ミリリットル、価格は税別1830円。