春一番も吹き、飲み会が増え、お財布の負担が増える花見の季節がやってくる。いつの世も大人の頭を悩ませてきた「年上はお勘定でいくら払うべきか」問題。

 

「全部おごる」のか「多めに出していくらか払わせる」のか……。なかなか周囲にも相談しづらいが、実際のところはどうなっているのだろうか?広告代理店・博報堂の新しい大人文化研究所が45~69歳の大人世代男性と20代の若者世代男女を対象に調査を行った。

 

「後輩や部下と2名で食事した際の支払い」について大人世代男性に尋ねたところ、「全ておごる」と答えた人が37%で、3分の1以上の大人が全額支払っているという驚きの結果に。「多めに出す」の36%を合わせると、7割以上が若者世代の負担を減らすお勘定を実践しているようだ。

 

また「お勘定の何割をおごってくれる大人がイケてると思うか」について若者世代男女に尋ねたところ、「8割払ってくれるのがイケてる」の回答が最多。次に「7割」、そして「10割」が3位となった。

 

20代の男性は「えらい人だったら、全おごりしてもらうのがありがたいけど、直属の上司だったら、気が引けるので多めくらいがちょうといい」とコメント。大人世代にとっては、「多めくらい」がちょうどいいと若者世代が思っているという有難い結果となった。

 

若手社員とのコミュニケーションで悩む大人世代はこの結果を参考に、支払いを少なくするかわりに飲み会の回数を増やすというのもいいかもしれない?

 

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『イケてる大人 イケてない大人』(光文社刊・税込842円)

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