「更年期障害」の原因は夫にあり」と大阪大学准教授が提言

これまで男性600人以上、女性100人以上の更年期障害を治療してきた、大阪大学大学院医学系研究科の石蔵文信准教授。その石蔵さんが著書『夫源病 こんなアタシに誰がした』で提唱した説が話題を呼んでいる。それは「女性の更年期障害の一因が夫にある」というものだ。

「私が診察した女性患者さんには、夫の心ない暴言で心がズタズタにされた人もいました。そこで旦那さんに『奥さんに暴言を吐くのはやめましょう』とアドバイスしたところ、奥さんの更年期障害が簡単に治ったのです。こうしたケースは多いですね」

50歳前後の平均5年間といわれる更年期障害だが、治療に10年以上もかかる場合がある。それは更年期障害の“原因”である夫が、ずっと目の前にいるからであり、「女性の更年期障害は、夫の協力や妻の防衛策があればほぼ治る、あるいは発生しないのでは」と石蔵さんは考えている。そこで石蔵さんが、妻の防衛策としてあげてくれた。

まずひとつは“プチ喧嘩”をすること。「ミシガン大学が192組の夫婦を17年間追跡調査したところ、怒りを我慢する夫婦は怒りをあらわにする夫婦よりも死亡率が2倍になることがわかりました。『イヤなことはイヤ』と素直にぶつけることが大切。口喧嘩は、互いの理解を深め、ストレスを少なくさせます」

もうひとつの防衛策は“プチ別居”をすること。「喧嘩しても夫が黙りこんでしまう場合、更年期障害は悪化してしまいます。そうならないためには、夫との距離を置くことです。まずは友人と夜遊び、次に2~3日の旅行。『何が不満なんだ!』と夫が嫌がっても強行することが大切。それでもダメなら最終手段(本格的な別居や離婚)をちらつかせては。精神的に破綻するくらいなら、そのほうがいい。逆に、プチ別居をすることで、夫婦関係が改善したケースもあります」