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話題のスポットやニューオープンのお店を、本誌編集者・めた坊(41歳独身。食いしん坊生活が続き、身長170センチで体重はかろうじて0.1トンを切るメタボ体形に成長)が覆面取材。“勝手に対決”させるこの企画。今回は、時をかける「150年の名画」対決だ!

 

まずは「日伊国交樹立150周年記念 カラヴァッジョ展」へ。上野公園の花見でにぎわう人たちを横目に国立西洋美術館に向かう。カラヴァッジョは西洋美術史に偉大な足跡を残したイタリアが誇る天才。今回は、出品数が日本で過去最多で、世界でも有数の規模だそう。

 

目玉は、おととしに400年ぶりに発見されたという『法悦のマグダラのマリア』。なんと世界初公開!38年の短い生涯でカラヴァッジョが最後まで手放さなかった作品だ。暗闇の中で青白い肌の女性が横たわっている。モデルは誰?何があったの?と妄想がふくらむ。

 

ほかにも、本物かと見まがうほどリアリティのある果物の静物画なども。彼は破天荒な生き方をしていたらしく、銃刀の不法所持記録やけんかをして捕まったときの調書なども展示されていた。その生き方も含めて、めた坊は個人的にお気に入りの画家になった!

 

次は、同じ上野公園の東京国立博物館で開催中の「生誕150年 黒田清輝−日本近代絵画の巨匠」だ。日本美術の近代化のために尽力した巨匠・黒田清輝のフランス留学時と帰国後の軌跡を中心とした展覧会。広々とした館内で『湖畔』といった有名な絵画を見ていると明るい色使いからかすがすがしい気持ちになってくる。

 

代表作の『智・感・情』は、女性の体の美しい曲線を堪能することができる。当時、裸体画は風俗を乱すということで『裸体婦人像』も物議を醸したそう。なので、腰から下の部分は布に覆われ展示されたそうだ。芸術と猥褻の論争は当時のほうが激しかったことがうかがえる。

 

絵画作品以外にも、法律の勉学のためフランスに渡り、画家を志すにあたって日本の家族へ送った決意の手紙などが展示されていた。日本洋画界の重鎮の画家人生をふり返ることができた!

 

【めた坊ジャッジ】イタリアと日本、“天才画家”の才能に、魅せられてしまった……。今回は、両者素晴らしく引き分けだ!