コロナ禍で夫にイライラしないための「問題点返しの術」とは

男性脳と女性脳ではとっさにとる行動が真逆にデザインされているので、長時間一緒にいること自体が不自然なのだそう。男性脳を上手に操ってストレスを解消ーー。

 

「今回のコロナ禍や政府の推奨する働き方改革により、現在リモートワークで働く人が増加しています。夫婦が一緒に過ごす時間がこれまでより長くなり、ストレスを抱くようになっている妻が増えているのです」

 

そう言うのは、著書『夫のトリセツ』(講談社+α新書)などで人気の脳科学・人工知能研究者の黒川伊保子さん。「夫が家にいるようになって、イライラする!」という妻の不平不満、実は自然の摂理だと黒川さんは言う。

 

そもそも人類の脳は、男は外へ狩りに出るため、女は子どもを育てるために進化したので、同じ場所で一緒に過ごすようには作られていない。長時間一緒にいること自体が不自然なのだ。

 

「男性脳と女性脳では、とっさにとる行動が真逆にデザインされています。そのおかげで、お互い不得意なことを補い合えるし、助け合えるのですが、その一方で、ひとつの空間に閉じ込められていると、お互いにストレスを感じてしまうもの。だから、コミュニケーションをとる以前に、すでに夫の態度に腹を立てている妻が多いのです」(黒川さん・以下同)

 

それでは、むやみに夫にムカついたり、無駄な夫婦ゲンカをしたりしないようにするには、どうしたらいいのかーー。黒川さんには男女の脳の違いを踏まえて、その対策を教えてもらった。

 

【1】話の結論は先に言う

男性脳はおしゃべりがストレス。結論がわからない話が長くなると、相手の話がモスキート音に聞こえてくる人も多いという。

 

「おしゃべりに脳が危険を感じて、無意識のうちに音声確認を止めてしまうんです。なんとなく相槌を打っても、何も感知していないということも。夫に話すときは話の目的を最初に。そうしないと、あとから、『そんな話聞いていない』『いや、私は言いました』などともめる羽目に」

 

【2】夫の視界内で2〜3秒待って話しかける「3秒ルール」を徹底

男性はコミュニケーションスイッチを日に何度も切ってしまうため、背後から話しかけられても、まったく聞こえていないことも。

 

「夫に大事なことを話すときには、必ず夫の視界に入る場所まで行き、2〜3秒待ってから話し始めましょう。最初はゆっくり、夫の音声確認スイッチを入れさせてから、本題に入るのが◎」

 

【3】おはよう、行ってらっしゃい、お帰りなさいは機嫌よく

朝から子どもを叱りつけ、夫の外出時、帰宅時に自分の機嫌が悪いことが重なるときもある。そうすると夫は、妻は丸一日イライラしているものだと思い込んでしまうという。

 

「逆に、おはよう、行ってらっしゃい、お帰りなさいなど、定点だけ機嫌よく対応するだけで、夫は妻が丸一日機嫌のいい女性だと思い込みます。すると、女性らしい優しさや愛おしさを感じて、妻を大切にするようにもなります」

 

【4】夫の言葉を裏読みしない

夫に「おかずこれだけ?」と言われたら、妻は「は!? 不満なの?」とムッとしてしまいがち。

 

「夫に妻を責める気持ちや皮肉の意味は90%ありません。『このおかずの量で、白飯を食べればいいのね』というただの確認です。そういうときは『え、そうよ。足りなかったらふりかけもあるけど』などと無邪気に対応するのが吉。勝手に裏読みをして、必要以上に夫に腹を立てている場合もあります」

 

【5】“問題点返しの術”を使う

たとえば妻が「今度の日曜日、キャンプに行かない?」と言ったとき、「雨降ったらどうする」「どこのキャンプ場も混んでいる」「道具はどこで借りる」など、すぐに問題点を投げかける夫は多い。

 

「そしたら、『そうなのよ、そこが悩みなの。どうしたらいいと思う?』と、夫に全部任せます。『いいところに気がついた!』と、夫に問題解決をさせてしまうんです。男性は頼られるのが好きなので、どんどん夫を頼りましょう」

 

このポイントをゲームだと思って楽しんで実践すれば、ダメ夫ほどいい展開があるそうだ。夫婦が一緒に過ごす時間も、ストレス軽減できるはず!

 

「女性自身」2020年9月15日 掲載

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