弥勒寺おもかる布袋さんで願掛け 画像を見る

これまでメディアに公開されていなかったロト1等の当せん売り場情報を本誌では今週も独自に入手。今回は5月26日抽せんのロト7で1等10億円が出た兵庫県「Yタウンやぶ店」を紹介しよう。

 

「売り場のロトの発券機のディスプレーに『高額当せんが出た』という通知が出ていたので、その詳細を発券機からプリントアウトしたところ、ゼロが9つある金額が印字されてましてね。一瞬、いくらなのかわからなかったです(笑)。本当にこんな小さな売り場から10億円が出るとは夢にも思っていませんでした」

 

こう話すのは、「Yタウンやぶ店」の店長の西浦晴樹さん。売り場があるのは兵庫県の山間部・養父市内でホームセンターやスーパー、大型家電店が集まる「Yタウン」の一角で、携帯ショップ「サイバーランドYタウンやぶ店」の店内に併設されたカウンターで宝くじを販売している。

 

「この店で宝くじを販売し始めたのは06年から。携帯電話を購入にきた人が待ち時間に宝くじを買っていくケースもありますが、ほとんどは宝くじだけを購入にくる常連さんです。これまで10年にロト6の1等9500万円。19年にミニロト1等890万円が出ていましたが、億当たりは今回が初めてです」(西浦店長)

 

西浦さんにとって、10年のロト6の大当たりは忘れられない思い出だという。

 

「抽せん日の翌朝、まだ開店前で、店内で準備をしていたら、外からシャッターをドンドンと叩く人がいるんです。何だろうと思って、シャッターを半分開けると、80代の男性が『これ、当たっとるか調べてくれ』って。新聞で当せん数字を見て、居てもたってもいられず、売り場に確認に来たようなんです」(西浦店長)

 

当せんを確認する機械に通すと、それはまさしく1等9500万円の当たりくじだった。

 

「その男性は『やっぱり当たっとったか』と脱力したように帰っていきました。その後もよく宝くじを買いに来てくれて『あのお金で家を2軒建てた』とおっしゃってました(笑)。今回の10億円当せん者はまだ売り場に現れていませんが、お会い出来たらうれしいです」(西浦店長)

 

そんな西浦さんが今回の10億円当せんの陰の立役者というのが、売り場担当の山田基弘さんだ。山田さんは同じ兵庫県姫路市の天台宗の古刹「通宝山弥勒寺」に高さ約5メートル、総重量約130トンという日本一を誇る大きな布袋像があることを知り、この売り場からはじめての億を出したい一心で、今年5月17日に、当せん祈願に行ったのだという。

 

山田さんはその参拝の途中で、境内のお堂に置かれた「おもかる布袋さん」という不思議な布袋尊の像を見つけた。

 

「まず、願いごとをせずに、布袋さんを持ち上げて、像のだいたいの重さを感じ取るのだそうです。次に、手を合わせて、願いを念じてから、もう一度、像を持ち上げ、先ほどよりも軽いと感じれば願いは叶い、重いと感じれば叶わないと、説明書きに書かれていました」(山田さん)

 

ものは試しと、山田さんは説明書き通りに1回目はなにも願い事をせずに「おもかる布袋さん」を持ち上げ、重さを確認。つぎに大当たりを祈念して持ち上げたところ、大げさでなく2回目のほうが軽く感じたのだという。

 

「これは願いが叶うと思って帰ってきたら、わずか10日後に10億円が出たんです。まさに『おもかる布袋さん』のお告げのとおりでした」

 

と山田さんは笑顔で話す。日本一の布袋様のある古寺に伝わる「おもかる布袋さん」のご託宣通りに出たミラクルな10億円。これからの大当たりも大いに期待できそうだ。

 

【売り場データ】

「Yタウンやぶ店」兵庫県養父市上箇153-1 Yタウン内

出典元:

WEB女性自身

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