image

(写真・神奈川新聞)

 

平塚市の住宅で昨年2月、1人暮らしの無職の女性=当時(80)=が殺害されているのが見つかった事件で、平塚署特別捜査本部は15日、強盗殺人と住居侵入の疑いで、東京都大田区、塗装工(23)と、奈良県香芝市、自称アルバイト(22)の両容疑者を逮捕した。県警は2人の認否を明らかにしていない。

 

逮捕容疑は、共謀し昨年2月20日ごろから21日ごろの間、平塚市札場町の女性方に侵入、女性の首を絞めて殺害してハンドバッグや財布などを奪った、としている。捜査関係者によると、遺体周辺の遺留物から検出されたDNA型が容疑者の1人のものと酷似していることや、女性の交通系ICカードが事件後に複数箇所で使われた形跡があったことが判明。県警は使用場所周辺の防犯カメラや交友関係などを調べた結果、2人が関与した疑いがあると判断した。

 

事件は、同22日午前11時ごろに発覚。女性方を訪ねた長女が1階寝室のベッドで、全身に布団をかぶせられ、あおむけに倒れている女性を発見、119番通報した。司法解剖の結果、死因は頸部(けいぶ)圧迫による窒息死だった。捜査関係者によると、1階台所の窓ガラスが割られていたが侵入の痕跡は確認されず、玄関は施錠されていた。

 

女性は同22日、持病の診療で平塚市内の病院に行く予定だったが、姿を見せなかったため、病院が茅ケ崎市の長女に連絡していた。女性の姿が確認されたのは、通院した同20日が最後だった。

 

一方、捜査関係者によると、自称アルバイトの容疑者は昨年12月、偽造運転免許証を使ったなどとして県警に逮捕され、今月15日に起訴された。また、塗装工の容疑者は以前、千葉県の袖ケ浦市消防本部に勤務。消防本部によると、この容疑者は2016年10月、同僚の財布から現金を盗んだとして停職6カ月の懲戒処分を受け、翌11月に依願退職していた。